極細ポール用のランタンフックを作ってみる
Six Moon Designs のカーボンファイバーテントポールというものがある。高さ124cm、3本継ぎで重さが52g。太さが9mmしかない極細ポールだ。
このポールにランタンハンガーを付けてみる。
一般的なポールに引っ掛けるランタンハンガーだと細すぎて相性が悪い。そこでステンレス棒で作ってみた。
使ったのは直径3mmのステンレス丸棒。ぶら下げる想定もLEDの小型のものなので剛性はそんなに必要ない。直径2mmの丸棒でもいいかもしれない。
先端はフック形状に曲げた。
直径3mmあるとペンチなどでは曲げられず難儀するが、固定してテコの原理などを駆使してどうにか曲げる。
ポールに取り付ける根本側は一周ちょっとまでねじって、滑り止めのシリコンチューブを被せる。
直径3mm棒に対して、内径2mmのシリコンチューブをねじ込んだ。そのままだと入っていかないので濃い目に溶いた食器用洗剤で滑らせながら引っ張ったり押し込んだりしてねじ込む。
このタイプのランタンフックがポールに止まるのは、ポールに接する2点で前後から挟み込む構造になるから。先端のフック側の荷重で倒れようとする力を使ってポールを挟み込むことになる。
2点の位置関係でフック部分の角度が変わる。前後に離れるとフック部分が下向きになる。細いポールに市販のものを使うとかなり下を向いてしまう。
実際に取り付けながら、ポールの太さに合わせて角度を調整。
フックにかけるものの重さで角度も変わるので自分が使用する想定に合わせて調整する。
長さは44cmとかなり長めであるが、これはポールの折りたたみ寸法に合わせたため。
パッキング的な収まりを考えてのことだが、短くするのは後でもできると目一杯長くしてみた。ポールと一緒にまとめられる。
ただ、長いと揺れが収まるのに時間がかかったり、落ち着かない面もある。特に長くする目的が無いのであればもっと短くていい気がする。
左右に勝手に傾いて動いてしまったりしたので、根本をもっとねじってポールに接する面積を増やしたりした方がいいかもしれない。
直径2mmの丸棒でもう少し短いものを作ろうかとも思う。
現行の Six Moon Designs のポールは5本継ぎ125cmのようだ。