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読書感想文投稿 第1弾【WG4 自己研鑽に関するワーキング】
1. はじめに
『WG4 自己研鑽に関するワーキング』に所属し、(一応)グループリーダーを務めている某建設コンサルタント会社勤務のD(35歳、2児の父)と申します。普段は道路設計に携わり、(たまに嫌な)汗を流しております。
我々のグループでは、その名前にあるとおり“自己研鑽”に関する様々な取り組みを行っております。その1つが、『読書感想文』のnote投稿です。グループメンバー各自が、興味のある本を読み、皆様にお伝えする取り組みです(この取り組みを通じて各自レベルアップするというものですね)。
が、しかし!!!!!!!!!
グループリーダーの私がその活動をストップさせるという暴挙に出ていたため、こんな時期での投稿となってしまいました。この場をお借りして、関係者の皆様に深く深くお詫び申し上げます(猛烈に反省しております)。
さてさて、反省はこの辺にして、今回私の読んだ本の感想を以下に述べたいと思います。
2. 何を読んだか!?
今回、私が読んだ本は『武器としての組織心理学 山浦一保著』です! 出張帰り、駅ビルの本屋に立ち寄った際、なんとなく目についたので購入してみました。
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私も若手PU小委員会所属ではありますが、3か月後には36歳。完全にアラフォーです。つまり管理職にどんどん近づいている状況です。こんな私も、それなりに出世したいし、組織のリーダーとしてメンバーをまとめてより良い仕事をしたいと(ひそかに)思っています。ただ、このWGでの私の不甲斐なさを見ていただいたらお分かりの通り、
全っっっ然、リーダーできていません
このままじゃ明るい将来なんて無い!!!そう思ったので、何か少しでも成長のヒントを得たい、その一心でこの本を選びました。
3. 心に残ったこと 部下との接し方『褒めるべきか叱るべきか』
本の中で私が勉強になったことを1つ取り上げて紹介します。
私に限らず、ある程度年数が経つと、自分の部下ができますよね。その時、どうやって接するべきか、どうやったら成長させられるか、など色々悩みが生まれますよね?特に、支社勤務の私は部下との年齢差も大きいので、ジェネレーションギャップを感じつつ、試行錯誤しながら毎日部下と仕事をしています。
さて、本の中では部下に対し『褒める』べきか『叱る』べきか、と問題提起しています。私の場合、そもそも褒められるより叱られた記憶の方が強く残っています。ダメな部分を叱ってくれる上司の方がありがたいとさえ思っています。ただし、どうも研究結果では『褒める』方が『叱る』より、モチベーションなど各種のポジティブな心理的・行動的な反応をもたらすとあります。時代の変化なのか、昔からそうなのかは分かりませんが、皆さん!部下は褒めて下さい!!その方が伸びます!!(笑)
がしかし、ただ褒めるだけで良いなら誰も悩みません!!どうも『褒め方』が重要らしいです。
例えば良い仕事をした部下に対して、その『能力を褒める』のか『努力を褒める』のか。皆さんはどちらが良いと思いますか?私は、あまり深く考えず『よくやった』とだけ言うと思いました。というか、そもそも褒め方を意識したことがありません。
子供を対象に数学のテストを複数行い、結果に対する褒め方の違いを研究した内容が紹介されていました。どんな違いがあったのでしょうか?
結果① 追及する目標が異なる
能力を褒められた子は、良い成績を維持したいという気持ちが強いのに対し、努力を褒められた子は、新しいことを学びたいという気持ちが強い傾向にあるそうです。
また能力を褒められた子は、悪い点数であったとき、他の子に自分の点数を誤魔化して報告する子が1/3以上もいたそうです(プライド高!!)。頭が良いと周りから評価された子は、悪い点数を取ったとき、正直に言いたくないんでしょうね。なんとな~く分かります。
結果② 取り組みの姿勢が異なる
努力を褒められた子は能力を褒められた子より、問題を解くことを楽しめており、この後も問題を解いてみたい。と意欲を示す傾向にあるそうです。
もちろん、この研究のように部下は子供ではありませんので、同じ傾向を示すかどうかは分かりませんが、なんとなく私個人としては『努力』に着目して褒めてみようかな、と思えました。というか、今まで『褒め方』なんて全く意識していなかったので勉強になりました。この実験結果のように、新しいことにどんどんチャレンジする頼りになる部下になってほしいので、実践してみようと思います。皆さんもぜひ
4. 最後に
今回私が読んだ本ですが、それぞれの内容に対し、研究結果と合わせて説明がされていたので、より説得力のある内容となっていました。ただ、部下も一人一人違う性格を持っているので、この本に書いてあることを実践するだけで全て上手くいくとも思いません。
今回得た知識を参考に、やはり試行錯誤しながら、自分の部下と向き合いたいと思いました。