✈︎春の雑詠 4/11 〜春日和、月朧、春の水、スノーフレーク、囀り、木蓮、風信子〜
ラングドシャふにゃりと焼けり春日和
(春日和/三春)
彼のひとの無二の旋律月朧
(月朧/三春)
せかせかと先行く夫よ春の水
(春の水/三春)
道端にスノーフレーク仮縫ひへ
(スノーフレーク/晩春)
囀に鼻炎のきみの呼吸音
(囀=さえずり/三春)
白髪のふたり木蓮見上げをり
(木蓮/仲春)
マニキュアの色の新し風信子
(風信子=ヒヤシンス/晩春)
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一度に七句も、失礼します。30分程度の即吟チャレンジを続けている一方、今回引っ越してきた地に、遅めの春がやってきて春うらら、気づくといくつも句ができている!なんて。
週末には近くの自然公園に行ってきました。片っ端から写真を撮って、帰宅してからGoogleフォトで検索。おぉ、これも春の季語の花だ〜!と、大盛り上がり。ひとりで。
一句目。
卵の白身が大量に余ったという妹にラングドシャ作りをすすめたら、「ムニっとした微妙なものが焼けた」と。実は私も、昔同じ経験アリ。薄くパリッと焼くのは難しい!でも意外と美味しかったそうです。
二句目。
最近知り合ったご夫妻のアメリカ人のご主人が、坂本龍一が大好きだそうです。彼の曲は、どれを聴いても彼ならではのメロディばかりなんだと、とても残念そうでした。
三句目。
うちの夫はゆったり歩くことが苦手です。すぐ先に行ってしまうんですよねぇ。
四句目。
公園で見つけました。スノーフレーク→ウェディングドレス→仮縫い、という連想です。
五句目。
鼻炎のきみは、私です。動画に収めた公園での囀りを後で聴いたら、私の鼻息というか口呼吸というか、自分では気づいていない雑音が入っていて、ガーン。
六句目。
七句目。
ヒヤシンスから、なんとなくネイルが浮かびました。風信子=ふうしんし、という呼び方も可愛くて好きです。
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以上、一気に七句です。
さて、俳句ポストの「野遊」はどこから手をつけていいのやら、まだ唸り中です。外でのピクニックのようなこと、最後にしたのはいつだろう。
どれか一句でも、ご感想やアドバイスなどいただけたら幸いです。
よろしくお願いします!