季語: 七夕、星祭(追記あり)
① 七夕や伊東屋に選る筆のペン
(たなばたやいとうやにえるふでのぺん)
~以下、追記~
推敲▶ 七夕に新調の万年毛筆
(伊東屋には、特にこだわりの筆ペンが置いてあるわけではないと教えていただきました!)
~以上、追記~
② 星祭歌へる子らの真顔かな
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① 銀座に本店のある文具店の老舗、伊東屋。昔から憧れの文具店です。あまり知られていないお店だったら、すみません。七夕を機に、伊東屋で少しこだわりの筆ペンを探してみよう、という感じです。
② 「歌へる」=「歌ふ」+「存続の『り』」=歌っている
以下、長い余談です。
昔は七夕の歌といえば、「ささの葉さ~らさら」だったと思います。が、うちの子ども達が小学生の時の一時帰国で、夏に体験入学をさせてもらった、妹の子ども達が通っていた東京の下町の小学校では、「ほしまつり」という歌が全校で歌われていました。今はこちらの歌の方が人気があるのかしら。
ピアノの前奏からとても美しく、私はいっぺんでこの歌が好きになりました。
学校でこの曲のピアノ伴奏を任されていた姪は、家でもよく弾いていました。姪っ子がこの曲を弾き始めると、その姪の妹たちと、うちの子ども達と。小学生の子ども6人がうじゃうじゃと密集するリビングで、みんながピアノに寄っていって思わず熱唱してしまう。前のめりになって大きな口を開けて熱唱する子ども達の姿は、実に可愛かったです。
今回の七夕の季語を見て、この時のことがあまりにも懐かしく思い出されて、詠みたくなりました。「真顔」で伝わるかどうか。
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トップの画像は、choroさんのイラストをお借りしました。
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