✈︎ 秋の雑詠六句(冬瓜、秋の雷、秋灯、台風、秋日、こほろぎ)と、晩夏一句(千日紅)
冬瓜や胸板厚き末の孫
冬瓜:初秋/植物
結末の修正依頼秋の雷
秋の雷:初秋/天文
リメイクの祖母の形見や秋灯
秋灯:三秋/生活
台風の迷ひに惑ふ旅路かな
台風:仲秋/天文
美容師の指先の圧秋日濃し
秋日:三秋/天文
こほろぎや時差ぼけの夜のなほ閑か
こほろぎ:三秋/動物
朝練へ友を待つ道千日紅
千日紅:晩夏/植物
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8月下旬から最近にかけて詠んでいたものを、一気に七句失礼致します。
一句目
この夏、日本で三週間ほど過ごした次男と、私の母の情景から。一緒に買い物に行き、母の作った冬瓜汁を喜んで食べたそう。
二句目
母がほそぼそと引き受けている原稿。期日間際になって、少しだけ変えたいと、実際は母の方から編集担当の方に連絡していました。
「秋の雷」は、私が持っている歳時記には載っていません。
三句目
夫の亡き祖母が縫った着物が大量にあり、少し前にかなり処分したそうです。いくつか選んで、バッグや今風の服などにリメイクしたかったなぁと思っての句。
四句目
日記句です。台風十号に、飛行機は大丈夫だろうかと私自身も不安でしたが、関東在住の姉妹家族たちも、夏休み最後の週末の行動をギリギリまで悩んでいました。
五句目
日本の美容院でのシャンプーが、とても気持ち良かったことを詠んだつもりですが、伝わりますか?「圧」と季語の是非が気になります。
六句目
これも日記句です。当地では今は朝も昼も晩も虫の声が賑やかです。特に夜に虫の声が鳴り響いていると、いっそう静けさを感じます。
七句目
公園で千日紅(と思われる花)が咲いていました。トップの写真。
中学校の吹奏楽部で、パーカッションをがんばっている姪っ子の様子を想像しての句。「吾亦紅」で詠めるかな…と考えましたが、吾亦紅だとかなり雰囲気が変わってしまうので、季節外れですが千日紅で詠みました。
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たくさんの句を一遍にすみません!
どれか一つでも、感想やアドバイスなどいただけたらとても嬉しいです。
いつも本当にありがとうございます!