季語: 金魚玉、金魚鉢、と、推敲(飛魚)
① 金魚玉入るものすべて光帯ぶ
(きんぎょだまいるものすべてひかりおぶ)
② 壁のキミ指でコツンと金魚鉢
◆◆◆◆◆
① 丸い器の水中のものは、金魚も藻も水も砂利なども、すべてきらきらして見えるのではないかと思います。
② 壁際に金魚がいると、つい指でコンコンっとしたくなった記憶があります。でもこれは金魚鉢ではなく、水槽での記憶です。
◆◆◆
推敲(飛魚)
◇元句: 海面のきは飛魚の青き命
(かいめんのきわとびうおのあおきめい)
▶ 海面やとびを眩き生命かけ
(うなづらやとびをまばゆきいのちかけ)
たくさんのご感想やアドバイスを、本当にありがとうございました。
海の表面そのものより、上下含めてもう少し広範囲な光景を浮かべてほしくて、「海面や」にしてみましたが、いかがでしょうか。「海面を」、「海面の」と迷いました。
「飛魚」は、「とびを」とも言われると手元の歳時記にあったので、とびをを選びました。
「生命かけ」の「かけ」は「懸け」。「駆け」「翔け」などの意味もこめたくて、平仮名にしました。
◆◆◆
トップの画像は、TOMOさんのイラストをお借りしました。
今日もここまでお読み下さり、ありがとうございます。よかったらご意見やご感想など、よろしくお願いします!