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✈︎ 冬の雑詠(深雪晴、寒日和、冬深し、狐火、冬茜、大寒)


誕生日ケーキふくらむ深雪晴

深雪晴/天文(晩冬)

自転車の背の鋭角や寒日和

寒日和/天文(晩冬)

枕辺の栞のゆくへ冬深し

冬深し/時候(晩冬)

狐火や正解無しといふ答へ

狐火/地理(三冬)

止みさうになきホルンの音冬茜

冬茜/天文(三冬)

大寒や祖母の読経の張り上がる

大寒/時候(晩冬)


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一句目。先日一瞬帰ってきた長男、誕生日直前だったので急ぎケーキを焼きました。

二句目、長男の3日後にやはり誕生日を迎えた次男、必要だという自転車のスポンサーになるというプレゼントを。

三句目。寝る前にいつも本を読むのですが、手が悴んで栞がうまくつかめず枕元のどこかへ行ってしまった。という景は伝わらない…ですよね。

四句目。狐火で詠んでみたくての一句。

五句目。Sazanamiさんのミュージッ句に憧れて、娘の部屋に置いてきぼりのホルンを眺めながら、娘が一所懸命吹いていた頃を思い出して詠んだ一句。

六句目。昨日の朝、いつもお仏壇にお経をあげている母が、「寒い!一段と大きな声であげたわよ」と言っていたことから。孫目線で。

◆◆◆

当地も寒波がようやく過ぎ去って、通常の冬に戻りつつあります。マイナス25度からマイナス10度の日々、寒かったです。何度か雪も降って運転も怖かった!
友人は、車(ガソリン車)に二日間乗らなかったらバッテリー上がってしまったそう。
途中アパート敷地内の水道管が複数箇所で破裂して(個々の家には被害なし)、何度かけたたましい報知器が鳴り続けたり、二度ほど数十分間停電もしましたが、ほどなくして復活。電気があって湯水が使えて家があって。ありがたいです。


いつもありがとうございます。

よろしくお願いします!