✈【俳句幼稚園弐: 「ま」】
① 巻き舌の猛練習や納豆汁
まきじたのもうれんしゅうやなっとじる
(納豆汁/三冬)
② 満中陰どら焼き積みて鈴冴ゆる
まんちゅういんどらやきつみてりんさゆる
(冴ゆ/三冬) 上五字余り
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① 愛読させていただいているnoterさん、初瑠さんの今日の記事に、スペイン語の「巻き舌の練習」のことが書かれていたところから、思いついた句です。
納豆汁(なっとうじる)の子季語に「なっと汁」があるので、今日の句での季語は、「納豆汁」と書いて「なっとじる」と読みたいところです。どうでしょうか。
納豆汁(すりつぶした納豆が入っているお味噌汁)は食べたことがありませんが、たぶんネバネバは減って、適度なとろみが残る程度なのではないかと思います。
② 「満中陰」は、西日本方面で広く使われているという、四十九日(七七忌)を指す言葉です。
静岡県東部出身の私はこれまで聞いたことがなく、この秋に亡くなった義父の仏事の諸々を進めていた中で、知りました。
先月下旬、義父の満中陰の法要が営まれました。葬祭場の祭壇のお供え用に、どら焼きも手配しました。当日は雲一つない快晴だったそうで、お坊さんの鳴らす鈴の音(リン=「チーン」と鳴らす仏具)が、きっと冴え冴えと響いただろうと思います。
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トップの画像は、たけのこさんのイラストをお借りしました。
今日も見事に食べ物句です。食べ物から離れようと考え始めるのに、なぜか行きつくところは、食べ物💦
ここまでお読み下さり、ありがとうございます。
どうぞよろしくお願いします!