俳句幼稚園「地名を入れて一句」
① こだま降り三島に食らふ鰻かな
(こだまおりみしまにくらううなぎかな)
季語:鰻/三夏、地名:三島(静岡県三島市)
② 星涼し甘きポルトの赤ワイン
季語:星涼し/三夏、地名:ポルト(ポルトガル)
③ 炎天の今日のアトランタの風よ
季語:炎天/晩夏、地名:アトランタ(アメリカジョージア州)
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① これまで何度か書いていますが(笑)、三島の鰻は美味しいです。「こだま」は新幹線のこだま号のことです。
② 旅行で訪れた時にいただいたポルトの赤ワインは、とても甘かったです。
③ 「風と共に去りぬ」を意識した句です。小説の中の火事の場面と炎天を重ねました。「火事」自体は冬の季語ですが。
昨今アメリカでは「風と共に去りぬ」の内容も批判されているようで、そのためか、アトランタ市内にあるマーガレット・ミッチェルの記念館も臨時休業中のようです。私としては、昔アメリカ南部に住んでいた時に何度か訪れたことのあるこの地はとても懐かしいので、詠んでみました。
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トップの写真は、ポルト市内の中央駅です。
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