✈︎久しぶりの夏の雑詠 2023/7/3 〜ジキタリス、青田、夏雲〜
嘘だとはわかつてゐてもジキタリス
ジキタリス/三夏
帰国して車窓を青田また青田
青田/晩夏
草原を黒々と夏雲の影
夏雲/三夏
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一句目の季語、ジキタリス:
「庭のジキタリスが咲いた、今年も相変わらず毒々しい」とSNSにアメリカ在住の友人が写真をあげていました。許可を得ていないので写真は載せませんが、花びらの色が紫と白の豹柄のようで、いかにも毒々しくて一句詠んでみたくなりました。
ジキタリスの花言葉が、「不誠実」「熱愛」「隠されぬ愛」などと言われているということも知って詠んでみた一句、1ヶ月くらい前に詠んだ句です。
二句目。
先週まで、半月ほど一時帰国をしていました。6月中旬から下旬の日本は何年ぶりだったか思い出せないほどです。
成田からのスカイライナーの車窓の青々とした田んぼに、日本に帰ってきたなぁとしみじみ思いました。
余談ですが、6月半ば過ぎに少しだけ岡山県にも新幹線で帰省しました。関東や東海地方よりも、新大阪と岡山の間の田んぼの方が、まだ田植えしたての「植田」という感じの田んぼが多くて驚きました。こういうことを感じられたのも、俳句を始めたお蔭だなぁとまた一人でしみじみ。
三句目。
先週末に車で3時間弱のところにプチ旅をしました。道中の車からは、ザ・草原。アメリカは広いです。
「夏雲」という季語で、その影を詠むことの是非はいかがでしょうか。
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トップの写真は、一時帰国中だった6月中旬に、静岡県裾野市在住の友人から送られてきたものです。
俳句幼稚園への投稿も、かれこれ1ヶ月近くぶり?
妙にドキドキしながらの登園です。
どうぞよろしくお願いします!