✈︎夏の雑詠三句(聖五月、小満、夏の月)
刻まるる師の名の淡し聖五月
聖五月/初夏(時候)
小満や配属先へ同期散る
小満/初夏(時候)
夏の月オープンカーに受け止めむ
夏の月/三夏(天文)
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一句目
日本で、友人達の母校に一緒に行きました。カトリック系の学校の構内に、系列のいくつかの学校で働かれていたシスター達の、共同墓地がありました。
二句目
小満、以前とても苦労した季語です。
今年社会人になった姪達が、一人は先日、研修が終わって配属先の広島へ。もう一人は今も研修中で、担当する企業が月末に決まる、という話を聞いて。
「散る」は、それぞれの配属先へ、という意味ですが、読み返してみると、ネガティブなニュアンスも含まれてしまっているかもしれません。
三句目
空想の句。
昨日の深夜、やっと風が涼しくなったのでベランダに出てみたら、青白い丸い月が空高くに。いつもの月よりも小さく見えて、落ちてきてもキャッチできるかも?なんて考えていたら、アパートの前を大音量のスポーツカーが過ぎていった、そこからの空想です。
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