季語: 春眠し、と、推敲(桜東風、春日、春日影)
春眠し「キホーテ」顎へすべらせて
◆◆◆◆◆
昨日の紫乃先生の御句からヒントをいただき、私も文学ワールドへ。
「キホーテ」が、セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」だと伝わりますか?「顎へすべらせて」は、ソファなどに寝転がって「ドン・キホーテ」を読んでいた人の顎に、本がずり落ちている様子。わかりにくいですか?ドン・キホーテの和訳は、持っているだけで未だ読んでおらず。セルバンテスの、当時の世への風刺もたくさんこめられているという妄想の旅の物語を、少しずつ読んでみたいです。
◆◆◆
推敲
◇元句: 桜東風キャンパスを笑む四年生
→ 桜東風キャンパスへ笑む四年生(鶫さん)
◇元句: 春日浴み名画めく七さいの作
→ 春日沐み七さいの絵の名画めく(鶫さん)
(はるひあみななさいのえのめいがめく)
◇元句: 春日影出づる生命の名は雑草
→ 春日影雑草といふ名の生命(鶫さん)
(はるひかげざっそうというなのいのち)
→ 春日影名もなき草の息吹かな(←紫乃先生から、「名もなき草」を使うという案をいただいて。)
助詞一つ、漢字一つ、語順の違いで印象が大きく変わること、語順や言葉選びによって字余り等を回避できる、など、今回も学びがたくさんでした。本当にありがとうございました。
今日もお読み下さりありがとうございます。よかったらご感想やご意見など、今日もよろしくお願いします!