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季語: とろろ汁、いも汁


① おろし器を仕舞ひて「どうぞ」とろろ汁


② どんぶりのいも汁ズルと父娘かな

(どんぶりのいもじるずるとちちこかな)


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つい先日の実景です。
長芋は、私は子どもの頃から体質的に食べられず、触ることも苦手なのですが、家族は大好きです。
(でも最近、火をしっかり通せば大丈夫だとわかり、味噌汁などに入れていただいています。中医学の先生に、長芋は体にとても良いと教わりました♪)
日本滞在中の夕食にと娘が大量の長芋をすりおろして、おばあちゃんや叔父さん、そして自分のお父さんに「はい、どうぞ」と。4年間日本で暮らしていただけあって(かな?)、なかなか手際がよかったです。
うちの実家や夫は、まずはとろろ汁(とろろとお出しにちょこっと醤油?よく知りません💦)をそのまま飲んで、その後ご飯にかけて食べているようです。

②の句。
下五を、
父娘かな(ちちこかな)
父娘(ちちむすめ)
父と娘と(ちちとこと)
で、悩みました。
夫と娘で、一緒になってズルッとやっているのが面白くもあり、微笑ましくもあり..というのが詠みたかった情景です。ふっと気が休まったようなひとときでした。

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トップの画像は、床山すずりさんのイラストをお借りしました。

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