季語: 戻り梅雨、返り梅雨、と、推敲(餡蜜)
① 戻り梅雨追試の報のゆくりなく
② 色づきの時機惑ふ実や返り梅雨
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① 試験期間が終わって、後は夏休みを待つばかり!と思いきや、まさかの追試の知らせ。
② 「今日も雨。トマトが緑のまま全然赤くならない。」と、いつもの友人が先週ぼやいていました。「ここへ来て、太陽の光がなくなっちゃったからだと思う。」と。
短すぎる梅雨や長すぎる梅雨、戻り梅雨。大変なのは人だけではなく、動植物もですね。
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推敲(餡蜜)
◇元句: 餡蜜にきみの目尻の笑ひ皺
▶ 餡蜜やきみの目尻の笑ひ皺(鶫さん)
「餡蜜に」とすると、出てきた餡蜜に、きみが喜んで笑う様子。
「餡蜜や」とすると、詠み手の餡蜜への好意も想起され、そしてきみの笑い皺も好き、という感じに句意が広がると教えていただきました。
ありがとうございます!
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トップの画像は、choroさんのイラストをお借りしました。
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