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✈︎夏の雑詠 2023/7/5 〜袋掛、薔薇、梅雨晴、向日葵〜


白無垢のうつむく笑みや袋掛

袋掛/三夏

はじめての兄貴は三十路薔薇白し

薔薇/初夏

梅雨晴をフラワーシャワー降りにけり

梅雨晴/仲夏

向日葵やお色直しののひらく

向日葵/晩夏


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結婚式四句です。
先月、姪の結婚式に行ってきました。あふれるほどの幸せをもらってきました。
感慨が先走って独りよがりにならぬよう、なるべく冷静に詠んだつもりです。

一句目。
これは昨日、歳時記に「袋掛」という季語を見つけたので、白無垢と重ねて詠んでみました。袋掛は、桃、梨、林檎などの果実を守るために、紙袋をかぶせる作業のこと。日本独自の技術なのだそうです。白無垢と袋掛、近いかなぁと思いながら、です。
姪は式当日はウェディングドレスで、前撮りの時に白無垢を着ていました。

二句目。
意味が伝わりますか?
姪は三姉妹の長女なので、下の妹二人にとっては今回初めてお兄ちゃんができた、という意味です。伝わるかどうか。

三句目。
出来事をそのままの一句。当日はまさに梅雨晴、青空の1日でした。

四句目。
姪は向日葵が大好きなのだそうで、お色直しは向日葵をイメージしてドレスは黄色。会場中が笑顔に包まれて、向日葵畑のような明るさでした。



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