✈︎ 秋の雑詠(今朝の秋、盂蘭盆、迎火、秋の蝉、朝顔)
旅鞄まるまると発つ今朝の秋
今朝の秋:初秋/時候
盂蘭盆の出席を取る黄袈裟かな
盂蘭盆:初秋/行事
迎火や筋雲淡く染まりをり
迎火:初秋/行事
石段を母の手握り秋の蝉
秋の蝉:初秋/動物
朝顔や塾の看板色褪せぬ
朝顔:初秋/植物
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まだ日本、岡山にいます。
立秋を過ぎて、あぁかすかに秋の気配が…と思った朝が二日ほどありました。が、その後はまた朝から暑いです。
一句目
立秋の前日、翌日から二泊三日で海外旅行をするという姪が、「支度しなくちゃ!」と張り切っていました。
二句目
お盆のご供養が、夫の実家がお世話になっているお寺で行われたので参加してきました。普段から気さくなお坊さんが、「では、まずは出席を取ります」と。
なんとなくクスッとしてしまいましたが、共感を得られるかどうかは、疑問な句。
三句目
庭で迎火を焚いていた時の空が、トップの写真。ほんのり夕焼け色に染まっていました。
四句目
夫の祖父母が眠る市営墓地は、急な石段を上がったところにあります。いろいろな蝉が、声を限りに鳴いているようでした。
五句目
街を車で走っていると、大手から個人経営と思われるものまで、驚くほど多くの塾があって驚きます。
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今住んでいるアメリカの地に比べて、やはり日本にいると、季語を体験できたり実際に見聞きできることが、圧倒的に多いなぁと感じます。(句の出来はともかく💦)
もう少しの日本滞在、季語をたくさん見つけていきたいです。
いつも本当にありがとうございます!
よかったら、ご感想やアドバイスなどどうぞよろしくお願いします。