脚本家 若杉栞南|言葉に鼓動を 2024年2月17日 23:00 雨が続いて、バイト先に括られた“合格祈願と化した短冊”がしなしなになり始めた七夕の夜。雨雲が星を隠した空を見上げて彼女は呟いた。会えたかな?__と。宇宙で輝くはずの星を心配する彼女が愛おしくてたまらなくなった。この日が掴みどころのない彼女の手を掴んだ最初の日となった。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #今日の物語 #若杉栞南 #一日一鼓 #0210