出会いは塾のバイトだった。

頭は良いけど、どこかぼんやりしていて。
つまり考えていることが掴めない。

そんな彼女が夜、講師室でうたた寝していて
ハッと意識が戻った彼女とバッチリ目が合った。

その瞬間に見せた表情は今でも忘れない。

あの音を人は人生で一体何回聞くのだろうか。

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