彼にもらった肉まんを君に。

頬張りながら流す涙を見て思う。

輝きを放つ君も
もしかしたらあの頃の私と何ら変わらない
夢に迷うコドモなのかもしれない、と。

そろそろ私はこの絶望にお別れを言う頃なのかもしれない。
休憩時間の終わりを告げるかのように肉まんの香りだけが漂ってきた。

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