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【20代教師の奮闘記】♯4支援を要する子への指導 「受容しつつ、教える」

こんにちは。
教師4年目、むー先生です。

ある日の、3時間目後の10分休み。
次の時間が体育館なので、一足先に私は体育館に行きました。
5年生なので、「子供だけで並んで体育館にいつも通り来る。」
油断しているときに、トラブルが起きました。

トラブルの概要

AくんとBくんが、教室で帽子の投げ合いを始めました。
教室の真ん中の席であるCくんの顔に、帽子が当たってしまいました。
1回目は、なんともなかったそうですが
その後、2回ともAくんが、わざとCくんの顔にぶつけたのです。
その瞬間、Aくんは笑いながら「ごめんごめん」と謝ったそうです。

目に当たったCくんは、キレてAくんの背中を叩いてしまいました。
叩かれたAくんは、教室のドアをガン!と蹴って、4時間目の体育館には来ないでずっと教室にいようとしました。

昼休みに話を聞くと
Cくん「キレて叩いたことはごめんなさい。ぼくは、何回もわざと当ててきたことと、目に当たった時、笑って謝られた態度がいやだった。」
Aくん「笑いながら謝ったのは悪かったけど、その後ちゃんと謝ったし!」
Cくん「えっ。それ、おれ知らないよ。」
Aくん「はぁ?聞いていないお前が悪いじゃん。」

と、Aくんは終始、イライラしていました。

私は、「Aくん、イライラするのも分かるけど、そういう態度だと相手に伝わらないよ。2回目が相手に聞こえなかったみたいだから、もう1回言おう。」
と言ってみたものの、Aくんは当然、謝れるわけではなく、全く納得していない様子でした。


どうすればよかったのか・・・特別支援の先生に相談

困った私は、通級指導教室の先生に相談しました。

受容しつつ、教える。が大事だよ。
「謝ったんだね。分かるよ。相手もイライラして伝わらなかったかもね。謝るっていうのは、相手に伝わって本物だね。」
って、言うかなぁ。
その場で謝れなかったら、時間を置いたり、教師が謝って手本を見せるっていうこともするかも。
受容しながらも、教えるってことが大切かな。

こちらから、「あぁしなさい」「こうしなさい」「それはだめでしょ!」ではなくて
「そっかぁ。」
「そうだったんだね。」
「まず、自分から謝ることはできたんだね。」
受容しつつ
「こうしたら、もっと良かったね。」
「謝るというのは、~~することだね。」
教えることが必要なんだなと分かりました。

頭で分かっていても、実践するって難しい・・・
でも、1つ1つこういったことを学んでいかないとなぁと思いながら、その日を終えました。

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