三角チョコパイ
彼女のこれまでの経験をもとに出てきたことば。おもしろいなぁと。「ちゃんとした」ということばの背景を探ると、彼女の世界が見えてくる。まだうまく言えようが言えまいがかまわない。
これは夕方、進研ゼミをしていた時の話。
その日のお昼、マクドの三角チョコパイのチラシを見ていた時に「これは三角形じゃないよ」と娘。学校で習っていることがすぐに頭に思い浮かぶ。チラシを見ていてそんなことが気になるのがおもしろいなぁと。
学校で習っている「三角形」とこの「三角チョコパイ」には違いがあったんだね。線がぐにゃぐにゃだったり、頂点がしっかりしてなかったりするところが気になったのかな?
娘が「これは三角形じゃないよ」と言った時、ボクはおもしろかったのでつい「どういうこと?」と聴いてしまった。別に「してしまった」ってほどでもないんだけど、そこで娘は顔色を変えて「何か勉強みたいで嫌だ」とつぶやき、この話は終わりに。
何かボクの「そういうモード」があったんだろうなと。反省。もっと彼女の自然なものをそのまま残してあげられればよかったな。それがあったので、夕方に三角定規を探している時には、ただその表現をおもしろがっていっしょに味わうだけで終わらせることに。
何てことない日常のやり取りだけど、娘からいろんなこと学ばせてもらった気がする。おもしろいな。教室での自分にもつながる話。
とりあえず、今度三角チョコパイ買おう。
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