医療においては個体差とされる深部痛は肩こり腰痛の原因であり「万病の元」です

「理解力も治癒力の内」と普段から繰り返しています。
なのでより解りやすい説明をすることも責任の内と思い、
さまざまな切り口を試しています。

1.環境・習慣・癖で人の体は良くも悪くもなる。
2.原因と状況を補強する要因があって結果。
3.週1時間の施術より残り167時間の過ごし方の方が大事。
この原則を「理解」した上で自身の環境を整え、習慣を選択し、
良い癖で悪い癖を上書きすることが重要。

病院で9割の病気は治る時代だが、保険診療を前提とする限り、より良い健康獲得に役立ってくれない。

それは憲法第25条に基づく「最低限度」を保証するものだからであり、言ってみれば病気にならなければ良い、との前提がある。
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日本国憲法(昭和二十一年憲法)第25条
第1項 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
第2項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。
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平成15年年度末より「歯周病予防が医療費の圧縮に役立つ」として翌年歯科医院で一定以上の年齢の血圧測定が実施され、歯周病の状況と血圧(血栓による梗塞)との因果関係の調査が行われた。

この施行に至った理由は歯科検診を組み込むだけで母集団2万人の調査の結果、歯科検診費用を含めても検診を実施していないグループより医療費が約10万円少ないことが明らかになり、その確認のために行われた。

現にⅡ型糖尿病患者の内、アメリカでは歯周病治療で75%の治癒・改善が確認されている。
それでも尚、日本の保険診療は「歯周病治療のためのクリーニング」であり、本来歯石除去は二度の通院が保険制度上は必要で、それをそれを歯科医院側で事務処理で回しているのが現状。つまり疾病予防として実施されている訳ではない。

北欧の様に衛生士に開業権を与え、回りくどいことをしなくなればネイルショップの様な「歯磨きショップ」が乱立し、日本から虫歯と口臭が駆逐され医療費も大幅に減るだろうがコンビニ軒数よりも歯科医院を多く持つ歯科医師会が許す筈もないが。

つまり日本人は当分の間、正しい知識を持って環境と習慣と癖を整えなくてはならない時代がまだまだ続く。

また、これは筋肉においても同じ。

筋肉の問題には表層痛と深部痛があり、医療において深部痛は対象外。
深部痛の腰痛でコルセットを三種類つけないとバスタブが跨げない人も実は医療の対象外だったと言う。
*医学生にどんな勉強をさせるか?を研究する医学教育学会理事体験談より

表層痛は明らかに組織に変化変質が確認できるが深部痛は現在画像で確認できていないが、昨年(R4)血行をリアルタイムで画像診断できる機材ができた。

その他、皮膚下の筋肉や腱、神経や血管をエコーで画像診断できるようになり、画像に映るような異常がなくとも神経の柔軟性不足によって異常が発生することが確認できているが平均的な整形外科医にとっては一考にも値しないらしいことを理学療法士から聞いている。

深部痛は筋肉硬化により血管が圧迫されて血行不足が起こって酸欠なると
発痛物質のブラジキニンにより引き起こされるので正座をすれば誰しも体験できる。

これが長期化することで太さ2〜3μの新生血管が発生し7μの赤血球は通らず良性腫瘍の原因となり、引いては癌の原因となる。

深部痛である「肩こり」は万病の元とされて来たが、それが証明された形である。それでも尚医学会は動かないので我々の様な人間が批判されながら活動を続けているのが現状である。

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