スモールチャレンジが未来を創る—ワカルクの社内留学制度
こんにちは。ワカルク代表の石川です。
ワカルクでは今期5期(2024年7月~)から、「社内留学制度」をスタートさせました。今回はこの制度が生まれた背景や想いについて、キックオフや社内Mtgでは伝えきれていない話を書き留めておきたいと思います。
制度をつくった背景
創業時から組織の成長を視野に入れたオペレーション設計をしてきた
私は創業時、事務代行サービスという事業ドメインを選んだこともありますが、せっかく組織にするのであれば、「まずは3年で30名の会社にしよう」と決めて会社をスタートさせました。
3期(2022年7月~)を迎えるころには20名弱の組織に。この頃から、採用、オンボーディング、勤怠管理、システム環境の整備、契約管理、経費申請、助成金などなど、社内業務が目に見えて増えてきました。
当時はコーポレート専任メンバーを置いていたわけではないので、私も含めて3~4名がクライアントワークと兼務しながらシステム導入、オペレーション設計から日々の運用まで行っていました。
「更にここから30名、50名を目指すのであれば、属人的なオペレーションにしておいてはダメだ。」
私以外のコーポレートに関わるメンバーたちは、皆半歩先の会社の未来を考えて、目の前のオペレーションをもっとスムーズに、誰でもできる形に改善できないか、手を動かしながら課題を洗い出して、毎月のように新しい取り組みを取り入れたり、運用改善をし続けてくれました。
そんな背景もあり、ワカルクはまだ5年目の会社ではありますが、コーポレート業務はある程度磨かれてきていると思っています。
お客様からも「ワカルクさんはどうやっているの?いいやり方あるなら教えてほしい。」と言われることも多いので、社内の取組みをお伝えしたり、そのままお客様環境で再現することも多くあります。
増える社内業務。一部の業務を任せたメンバーから聞こえてきた声がヒントに
4期下期(2023年1月~)には人数も30名も超え、取引先社数も増えてきて、いよいよ社内業務の手が足りなくなってきて、一部の業務を他メンバーにもお願いすることが増えてきました。
そんな中、業務をお願いしたメンバーから、こんな声が聞こえるようになりました。
今まで使う側でしかなかったプロジェクト管理シート。どう作られていたかを知れて、関数の勉強にもなりました。
「こんな感じの作っておいて」と指示が粗い依頼もありましたが、どう形にしていこうかを考えながら進めること自体がお客様業務の練習になった気がします。
「社内業務を経験することがスキルアップに繋がるんだ。そして、それをお客様業務に持って帰れると、お客様業務でももっともっと工夫が生まれるかもしれない。」
ということに気づいたのです。
ワカルクは、「多種多様なお客様の業務に関われるので、スモールチャレンジができる環境がある」、とよく言っていますが、それは社内業務でも同様。ある程度初期設計ができた今なら、社内業務にもう少し多くの人に関わってもらうこともできそう。
ワカルクが創業当時から掲げている、
「0.1でも0.2でもバッターボックスに立ち続けられる環境を創りたい。」
その実現のために、
「お客様プロジェクトだけではなく社内プロジェクトにおいてもスモールチャレンジをしながら学ぶ場をもっと広げていきたい。」
そんな想いから生まれたのが、社内留学制度です。
どんな制度なの?
ワカルクの社内留学制度は、今こんな感じの運用をしています。
2024年11月現在、採用、総務、広報、営業事務などの7チーム、計19ポジションで留学生が活躍してくれています。(複数ポジションでの兼務もある)
スタートして約半年。社内留学生の生の声
実際の留学生からは、すでにさまざまな声が届いています。
私が管轄している広報で留学生をしてくれているメンバーの声を一部紹介しますね。
<良かった点>
広報の立場として、自社を内側から・外側から多面的に考える機会が得られた。
フィードバックを受けながら自分のアウトプットを見直すことで、顧客業務における品質基準を再確認できた。
クライアントをワカルクと捉えて、失敗を恐れずチャレンジできる。上司からFBが貰えるのは為になる。
様々なツールの活用方法を自社を例に学べ、活かしやすい。
経営層と一緒に考えながら進めていける。
<今後にむけた改善点>
通常業務との稼働量の調整、効率化が必要
留学生としてどこまでの役割が期待されているのかがもう少し明確になるといい
社内留学生1期目として、次の留学生に引継ぎやすい運営構築はまだまだ
業務の取捨選択が難しい(広報という特性上、どこまでやるのか、どこは今はやめるのか等)
忌憚なきご意見をくれた広報留学生には本当に感謝です。ありがとうございます!
参考:広報留学生の生の声はこちら
「働き方をシフトチェンジ!運命を感じたワカルクとの出会い。」
ワカルクの文化を象徴する制度
この社内留学制度は、
「1か0かの働き方ではなく、0.1でも0.2でもバッターボックスに立ち続けられる環境を創りたい」
と創業からワカルクが掲げている想いを形にした制度でもあります。
「ライフイベントで制約のある働き方であってもスモールチャレンジを止めない」というワカルクの文化を象徴する取り組み
だと私は思っています。
今後は別チームの留学生の声も集めながら(改善点はもちろんしっかり受けとめて)、社内留学制度自体をアップデートし、メンバーが安心してより多くのスモールチャレンジができ、それが結果お客様の業務品質の向上につながるような仕組みを整えていきたいと思います!