わかおの日記101
お風呂の王様花小金井店へと入国した。現でも王政が続くこの国では、治安が悪化し、水風呂潜水や水風呂洗顔などの主に水風呂に関する凶悪犯罪が後を絶たないため、政府側もサービスを省略する強硬策に出ていた。ドライヤーが置いてあるところに備え付けられていた化粧水や乳液がなくなっていたのである。乾燥するこの冬場にその仕打ちはないではないか。ぼくは王国に対する不満を少し募らせたが、絶対王政なので嘆いても仕方がない。
昼は御用達の松屋という高級牛丼店に赴いたが、母娘2人組がやたらと食券機の前であたふたして、店員を呼んでまでしてようやく注文していた。あのお母さんは、松屋の券売機の操作法が分からずに、どうやって自動化著しい現代社会を生き抜いて来たのだろうか。なんだかとても不思議に思った。ぼくの祖父ですら松屋で牛丼を注文することは、簡単にこなせていたのに。
今日聞いていたラジオ「オードリーのオールナイトニッポン」で「ファイトクラブ」という映画の話題が出ていたので、それを観てみた。やっぱり洋画はすごいと思う。たぶん日本だったらこの映画は企画段階でボツになるに違いない。やはり向こうの人たちは、商業主義に毒されていない。久々に伏線が回収されたときの「うわあぁぁ」という感覚を味わうことができて、とても良かった。
「ファイトクラブ」をみて妙にいきりたってしまったため、それからまあまあハードめに筋トレをした。常人よりはマシだろうが、まだまだ下半身の筋肉が貧弱である。この冬で、見違えるほどの成長をしてやろうと企んでいる。というか野球を初めてからは毎冬思っているが、今年は意気込みがちがう。余分な練習や勉強に追われず、じっくりと己に向き合うことの出来る貴重な時間である。くれぐれも大事にしていきたいと思う。プロテインを飲みすぎてお腹を下した。
ルールその1、水風呂での潜水はしないこと