わかおの日記323
ひさびさにカレー屋。初めて木曜日に入って、あまりのイージーさにびっくりする。自分が普段入っている火曜日はどうやら大変な部類のようだ。
はじめて一緒になったカレー場のOさん。このカレー屋では話が通じる人と通じない人がいて、彼は通じるサイドの人間なのでとてもやりやすい。
一応自分も話が通じるサイドの人間だと思ってはいて、周りがどう思っているかは知らないけれど、とりあえずOさんはそう思ってくれているようでよかった。
音楽をやっている人で、なかなかそういう人と話す機会もないので本当は色々聞きたいが、いままでそういうことをして、いい感じになった試しがないので控えめにしておいた。
昼過ぎて客の流れが落ち着いたかと思えば、中国人の集団計13名の襲来を皮切りに、謎に忙しくなり、結局バタバタした感じで帰った。
帰り際、話の通じないサイドの先輩と少し喋った。
「高円寺の盆踊りというのは、年々盛り上がっていますね」
「そうっすね〜。まあコロナ前はもっとすごかったんで、今はだんだん戻ってきたって感じなんでしょうね」
「コロナ前からやっているのですね。継続は素晴らしいことです」
絶妙な話の通じなさが、なんか逆に心地よかった。お互い喋りたいことだけ喋っていて、それでコミュニケーションが成立するみたいなことも、もしかしたらあるのかもしれないと思った。