見出し画像

わかおの日記132

前日に頑張って野球をしたので、全身がバキバキであった。幸い今日は午後のアルバイトまでは何もなかったので、ぐでーっとしていた。

映画「江分利満氏の優雅な生活」を観た。1963年に公開された映画とは思えない尖ったタイトルに惹かれて観てみたが、意外と面白かった。戦中派のサラリーマン、江分利満(エブリマン)のうだつの上がらない日常を描いた作品で、当時の風俗やらなんやらが詰め込まれていてとても面白かった。ぼくは結局うだつの上がらない主人公がボヤいている作品が好きである。自分もうだつが上がっていないからだろう。

ぼくが特に印象に残ったのは、主演の小林桂樹の老け込み具合だった。当時は多分40歳くらいだったのだろうと思うが、いまの50台後半くらいの貫禄があった。昔の人は当たり前のようにタバコを吸うし、浴びるように酒も飲むので老け込むのが早かったのだろう。

その後は時間が止まったかと錯覚するくらいの静寂の中ずうっと退屈していた。レポートを頑張ってふたつも終わらせたのだから、勉強なんかする気にはなれないし、体がバキバキなので野球の練習もできない。まさに八方塞がりといったような調子だった。

こんなに暇だと生活に張りも出ない。日記を書いても面白くないので、明日は何とかしようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?