わかおの日記61
前日にそこそこ夜更かししてしまったので8時半くらいにようやく目を覚ますことができた。昨日ホットサンドメーカーを買ったので、さっそくうきうきしながらホットサンドを作った。友人は上手に出来ていたが、僕のは作っている時にバチバチと不穏な音を立てており嫌な予感がした。予感が的中し、ホットサンドの具が露出した、出来損ないになっていた。どうやら食パンで具をサンドするのを忘れたまま焼いていたらしい。そんなことある?
相も変わらず退屈な文学の授業を聞き流し、支度をして大学に向かった。登校中に相も変わらず退屈なドイツ語の授業も聞き流し、出席確認のアンケートだけ提出した。ぼくは何のために大学に行っているのだろうか。
昼は友人と武蔵家に行った。家系ラーメンはかなり久しぶりだったが、久しぶりに食べると美味いものである。ラーメン二郎を嬉々として食すくせに、家系ラーメンは「胃もたれする」といって忌避していたが、やはりたまに食べるとおいしかった。日吉の武蔵家は新中野の総本店と違って、店員さんの接客も素晴らしい。いかつい見た目の店長さんは、多くの慶應生に慕われているようだった。
午後はまたもや気絶するほど退屈な英語の授業を耐え抜き、哲学の授業を受けた。ハイデガーの「存在と時間」は非常に迂遠である。けれども授業を聞いて、こないだ読んだ「これが現象学だ」で分からなかったところが解消されたので、非常に嬉しかった。ぼくはこういう授業を聞くために大学に通っているのである。
久しぶりに家に帰ったが、やはり家が1番落ち着く。もう家から1歩も出たくない。