「安い」は敵?味方?
最近「安いニッポン」が叫ばれてますね。
国内で生活してる分には安くて万々歳!!であることは、百も承知です。
だって主婦だもん。
100均やユニクロには散々お世話になりました。
もちろん「安かろう悪かろう」商品だってたくさん見てきたし、高ければ質もいいように感じるのも心理としてあります。
でも!でも!ユニクロなんて質も良くないですか?
子どもの肌着はユニクロと決めてます。綿100%なのにどんなに洗濯しても伸びない。ロンパースもしかり。すご。
さすが日本企業。さすがファーストリテイリング。さすが柳井正。
で、です。
日本、安すぎませんか?って話なのです。
もしユニクロの服の値段が1.3倍くらいになったら?
子ども用ルームウエアが先日990円でした。でもこれ、もし、1,300円だったとしても私はユニクロで買ってたと思うんですよね。
裏切らないもん、ユニクロは。
ディズニーランドの1デーパスポートは?
私が大学生だった頃はまだ5,000円台でした。
やっす。
夢の国気分を味わせてくれるのに、格安居酒屋での一次会+二次会と同レベル。
やっす。
それから値上げを繰り返し、2021年現在8,700円。
どうですかね。
私はまだ安いと思ってます。多分12,000円でも行く人は行く。そのくらいの価値はある。
だってあれ、アトラクションではお金取らないのですよ?全部乗り放題。
あれだけ最高のサービスでもてなしてくれて、しかも朝から晩まで、それくらい取っても良くないですか?
むしろそのくらいだと思ってたので、5,000円台だと知った時は驚愕でした。
多分、値上げは続くと思います。アトラクションの維持費だって馬鹿にならないだろうし。
いや、そう、そうなんですよ、日本は安いんですよ。安すぎるんですよ。
ビッグマック指数やトール・ラテ指数、iPhone指数など、最近は通貨の強さ・購買力比較のために様々な指数が出ています。
分かりやすく言えば、ビッグマック指数。
単純に世界各国のビッグマックの価格をアメリカのそれで割った数字です。
毎年イギリスの経済誌「エコノミスト」が発表しています。
詳しく言えば、同じ商品なら同じ価格になるように各通貨レートは動く必要があるよね、って話らしいんですが、やはり通貨の強い、弱いがある世界なので同一商品同一価格にはならないみたい。
これ(ビッグマック)、日本って今390円だったの?
やっす。
なんか私、500円くらいのイメージでした。いや、普段ビッグマック頼まないからさ。
ビッグなのに?390円?
驚き。
これ、大体3.64ドル。
対してアメリカは?
およそ1.5倍。およそ590円。
強い、さすがや、強い。
これでもアメリカはまだ4位。
1位はスイス。
スイスのビッグマックは1.9倍、約2倍。およそ760円。
強いですね。さすがスイス様。
この価格設定で日本に売られたら、誰が買うんだ・・・。
貴族の食べ物。
そう、世界一律価格が日本に押し寄せ来つつあるようです。
今まで海外は、格安デフレ大国というハンデを背負ったニッポンのために、生暖かい眼差しで安くしててくれたのですね。ありがとう。
だけど、そろそろ日本の物価の安さにイライラしてきたようで。
なんで、それしか出さないんだよ?ってことですよね。
ああ、ごめんなさい、日本ではこれが普通なんです。
安くて良いもの、それが日本の美徳なんです。それがジャパンカルチャー。
iPhoneもNetflixも一律価格になったら、だんだん海外のものが買えない国になってきちゃいましたね。
だって給料も安いのですから。
シンプルに、高いなら買えません。サラリーマンですもの。
あれ?フェアトレードって発展途上国のもの?
適正価格ってなに?
日本はいつか安売りしない国になれるのでしょうか。
「安い」って敵?味方?
世界一律価格は令和の黒船では?
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