#002「とりあえずやってみる」精神で専業主婦が5年で副部長になった話
こんにちは、わかちこです。
投稿のハードルを勝手にあげてしまって作っては何か違うな。
こんなの誰が読むんだ?と考えてしまって今に至ります。
ハイ、ただの言い訳です。
今日は最近ぼんやりと考えていることをツラツラと書いてみようと思います。ここ5年くらいでの自分自身の変化について。
簡単にいうとPCスキルも何もない専業主婦だった私が数年で副部長になっちゃった話です。よくある稼げるとか何かの勧誘とかではなくって、何か始めたいけど行動になかなか踏み切れない人に読んでもらえるといいなと思って書いてみます。実際にやったことというよりはこんなメンタルでしたという感じでゆるく書いてみます。
まず私が何かを始める時に大切にしていることの一つに「とりあえずやってみる」ということがあります。始めの一歩は緊張するし、初めてのことならなおさらです。重い腰があがらないなんてこともよくある話ですよね。
私自信も例外なく重い腰があがらない事も少なくないのですが、そんな時は勢いで「えいやっ」と自分をふるい立たせて一歩踏み出します。
5年程前に何があったかというと3番目を出産してまだ半年過ぎたくらいのこと。3人の子供に恵まれ長女出産を期に可愛い我が子の成長を見たい!と思い専業主婦になりました。ところがそれから数年が経って、子供たち大きくなったなぁと成長を喜ぶと同時にふとこれからの自分の人生について考え始めたんです。
それまで全く考えなかった訳ではないんだけど、ホントに突然このまま子供たちや家族のサポートだけで私の一日は終わってしまっていいのだろうか…という何とも言えない感情が沸き上がってきました。
子供は日々成長しているのに私はここ数年で何が出来たのかな?という何とも言えない不安が押し寄せてきた。
(実際は子供をケガなく育ててることも立派なんだけどね。その時は自分は一体何をしてるんだろう?としか思えなくなっていました)
そこから外で働きたい!家庭の中だけではなく社会での自分の存在意義を見出したい!という変な使命感みたいなものがどんどん大きくなっていきました。そんな気持ちがムクムクと沸いてはきたものの実際には末っ子はまだ6ヶ月で手の掛かる赤ちゃん。職を探そうにも預け先がなくどうしようか…と思っていたところ、夫の会社で企業型保育園という新しい事業をスタートするという朗報が舞い込んできました。ナイスタイミング!もうコレは私もそろそろ働けってことだよね?と更にワクワクしてきて周囲にもそろそろ働き始めようと思ってと話していました。
不思議な物で言葉に出して周囲に自然とアピールすることで知り合いから求人を数件紹介されるようになりました。特段やりたい事があって働くという選択をした訳ではなく、ただ家ではなく外に出て働きたいという想いしかなかった私はまだ全然就職活動らしい動きはしていなかった。
3人いる子供たちはまだ未就学児という状況で一番上の子もまだ幼稚園に通っていて送迎が必要だし勤務地は幼稚園周辺がいいなとぼんやりと考えていたところ、知人から通学圏内で新しく出来たばかりという会社を紹介されました。
9時5時勤務の事務ということと当時はまだ新しかった新電力の会社という情報だけを聞いて指定された日時と場所に向かいました。
スタートしたばかりで会社も間借りしているとのことで見た目は全く良いとはいえない状態でした。実際の面接は面接というよりは面談に近くて採用面接も社長自らしていただきました。面接では今までの経歴を話す以外にまだ子供が小さく手が掛かる状況であるということ、5年近く専業主婦をしていたのでフルタイム勤務には不安があるということも正直に話しました。そして「旅行には年一で行きたいから休みはしっかり欲しい」とか「子供が保育園入園待ちまですぐには入社出来ない」旨を伝えました。いま思い出しても大したスキルもないのにズケズケとよくこんな希望が言えたなと客観的に見ても恐ろしい面接だったと思います。
新事業の話やこれからの会社の展望などを聞いて私自信では未開拓のサービスで何だか良く分からないけど楽しそうという気持ちでした。
合否は後日連絡が来るとのことでしたが正直自分が採用されるとは全く思いませんでした。休みほしい、勤務時間は短くして欲しい、子持ちでスキルなしの30代より20代前半でバリバリ自分の時間を使える若者のほうがいいに決まってます。
ところが翌日、携帯に採用担当という方から連絡がきて何の間違いか採用となりました。
面接の際に地方の中小企業ではなく実態は上場企業がバックに付いているバリバリの営業会社ということは知らされていました。そんなわけで入社後は都内でしっかりとした2週間程度の研修が待っていました。
…自宅から研修地までは1時間半ほどかかるじゃないか。
面倒な会社に入ってしまった…通勤電車乗るのか、面倒臭い…とスタートから心が少し折れていた気がします。
研修期間中の2週間は本当ぅぅぅに大変でした。すごく長く感じた2週間だった。送迎だけは家族にお願いしていたけど、自分の支度だけでなく小さな子供3人の身支度から食事の準備。冬時期だったこともあって私の研修スタート後、間もなく子供たちが次々とインフルエンザに感染し (いままでインフルエンザなんてかかったことなかったのになんでまたこのタイミングなんだ)家の中はもう散々な状態でした。慣れない通勤と緊張の研修時間でもう何が何だかわからない状態で体力的にも精神的にも本当に辛い期間でした。
それでも何とか2週間の研修をやり遂げて実際の勤務地に配属されます。
ただひたすらに受け身だった研修とは違って、実務は想像を超えるほど大変でした。基礎知識などを学んだだけで実務とは全く結びついていなかったのでしばらく慣れるのにも苦労しました。
なんといっても事業自体が新しいし、まだみんな手探りの状態。
私自身でもシステムを理解していなければ、PCスキルもないので毎日とにかく覚えることが多かったんです。正解がないので色々試してみるといった感じ。
バックグラウンドはかなり巨大なハズなのに、実際自分のいる場所には社長と2人きり。実際に事務所には一人きりのことも多く誰かに聞こうにも電話で関係会社に問い合わせてみるしかないんです。泣きたい。
そうやってとにかく自分で何とかしないといけない状態が数か月続きました。
前職では接客販売や受付などでPCを日常的に使用していなかった私は、最初メールの送り方すら知りませんでした。本当に恥ずかしいけど見事に出来なかったんです。今では考えられないけど件名すら入れないで送ってしまったりCCやBCCの違いすら知らなかったし、Excelの使い方も学生ぶりでほぼ出来ない状態でした。
そんなPCスキルも何もない私が入社から数年で副部長という責任ある立場にまでなれました。思い返してもすごく濃い時間だったし精神面でも成長させてもらいました。ここでは書ききれないので詳細はまた別で記そうと思うんですが、成長できた要因はなんだったのかなと振り返った時に一番最初に思うのは「やってみる」精神が本当に大きい。
「やってみる」って簡単なようで意外と出来ない人が多いんです。
知らないことをやる時って「だって」とか「でも」というネガティブワードが出てしまう人が多かった。知らないとか、出来ない理由を上げた方が自分にとってラクだから。
実際私が携わっていた時も新事業ということもあって情報がほとんどなく、システムも構築されていない段階だったから不便なことも多々あった。入社してもその不便さと手探りの状態に不満を持って辞めてしまう人も多かったんです。もちろん辞めた人の多くがその理由ばかりではないけど。
私の場合ほぼ全てが初めてのことでもやらない選択肢はなくってとにかく「やる」という姿勢をとってきたからこそ得られた知識やスキルも多い。この経験は貴重なものだし、これからも「とりあえずやってみる」、ダメだった時はどうやったら出来るのか試行錯誤しながらこれからもチャレンジして成長していきたいと思っています。
だらだらととりとめがなく結論のない話にお付き合いいただきありがとうございます。まだまだ成長途中ということで暖かい目で見ていただけると嬉しいです。