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夜職向け性感染症講座レポ

渋谷の店舗型へルスで働く現役風俗嬢、12月11日(水)に渋谷で開催されたナイトワーカー向け性感染症講座に行ってまいりました!


お兄さまたちがいつも綺麗に遊んでくださるおかげでしょうか。
幸運にも、業界歴1年以上なのに性病検査オールクリア連続のわたし。

ヘルスは、基本プレイにキス・フェラなどの粘膜接触があります。
お客様も働く側にも性病を感染する/させるリスクはつきもの

それでも、できる限り安心安全に会って楽しみたいですよね……?

ということで! 性感染症専門医が開催する無料講座を受けました!


講座概要

主催: 性病相談ラボ 
協力: プレイヤーズクリニック
後援: 新宿ファストクリニック
講師: Dr.Taro(東京プレイヤーズクリニック院長)

「性病検査はみんなで受けようの人」 X:@sinjyukuseibyo


講師はDr.Taro先生。プロ向け性感染症クリニックにて、年間のべ1万人以上のセックスワーカーの診療を行っている専門医でございます!

参加者はメモを取ったり、写真を撮ったり、講義中も休憩中も講義後も質問をしたり……! 自分事としての関心の高さが伺えました。

会費はなんと無料で、取り組みに共感する方々の寄付で成り立っているそうです。素敵な世界……!
後援している新宿ファストクリニックからはパンフレット、目覚めの一瞬前からはローションのサンプルをいただきました。


今回の主なテーマは、梅毒と、細菌性膣症・膀胱炎。感染者数が年々増加していたり、Xで風俗嬢による「唾ローションやめて!」という悲痛なお願いが拡散されていたりと、ホットなテーマです。


【学び①】梅毒の検査は採血で!

感染者数が増加中の梅毒。ウインドウピリオド(感染しているが検査が陰性になる期間)が長い・症状が多様・無症状性が多いのが特徴です。

上記原因からも、早期発見のための知識を身に着けておきたいもの。早期発見には、定期的な検査が欠かせません。


わたしが知らなかったのは、梅毒は郵送検査だけでは発見が遅れる可能性があるということ!

郵送検査ではTP抗体(梅毒そのものに対する抗体)しか検査しないものが多く、RPR(梅毒の現在の活動性)がわからないと、初期を見逃してしまうんだとか……

可能であればクリニックで月1回の検査を、難しいようであればろ紙より感度が高い微量採血のキットで検査をするのがオススメだそうです。


梅毒は注射または内服で治療できるため、感染しても早期発見・治療をすれば今後の人生に支障が出ない病気です。

会場では、実際の症例写真のスライドを見させていただきました。
自分の身を守るために、早期発見するために、ナイトワーカーさんは症例写真を見ておきましょう!


【学び②】女の子のアレに石鹸ダメ!

細菌性膣炎は膣内の乳酸菌が減って雑菌が増えることで、おりものやにおいの異常が発生する病気のこと。
膀胱炎は腸内細菌が尿道を通り発症することで、頻尿・血尿・残尿感・かゆみ・痛みが発生する病気のことだそうです。


普段はあまり意識しませんが、人間は菌と共存しながら生きています。
身体に好影響をもたらす菌、悪影響を及ぼす菌、どちらでもない菌など、さまざまです。

そして、膣内は乳酸菌ほぼ100%、酸性に保たれるのが正常な状態です。

すなわち、ファッションへルスでおち〇ち〇を洗う女の子に負けないように、女の子のお股に石鹸がついた手を伸ばすのは……!

石鹸はアルカリ性
膣内環境が乱れ、細菌性膣炎の原因となります。
これ、絶対やっちゃダメなやつなんです。

盛り上げて洗って引っ掛け問題して、すみません……
知識ないとやっちゃいますよねえ……


細菌性膣炎・膀胱炎予防には、プレイ前の手洗い・歯みがきが有効です。
お互いのために、なるべく清潔な状態でえっちなお遊びをしましょう!


【学び③】潤滑ローションを使おう!

性交の頻度・女性が濡れていないことによって、膀胱炎になる確率は上がってしまいます。
膀胱炎は悪化させると腎盂腎炎となり、入院が必要なこともあります。危険ッ……!

唾は膣内と比較すればアルカリ性に近く、膣が濡れてない場合に唾を垂らして指入れをするのは、細菌性膣炎などの原因になります。


とはいえ、男性からしたら濡れてない女の子に指入れをしようとするとき、乾いた指をそのまま入れるのも抵抗があるじゃないですか!

そんなときは、えっちな雰囲気で、膣に入れても大丈夫な潤滑ローションを使いましょう!
膣に入れることを前提として販売されているものは、酸性になっているので安心です。


(わかなは店舗で、膣内に使っても問題ない私物の潤滑ローション2種類をベッドに置いています。ご活用くださいませ!)


【学び④】拭くときは前→後ろ

先ほども述べた通り、人間の身体は大量の菌と共存しています。肛門には他にいない菌がたくさんいます!

そのため、トイレやシャワーの後は、後ろから前ではなく前から後ろに拭くと、肛門の菌が膣や尿道に移るのを防ぐことができます。


そういえば! 皆の衆!!

お尻の穴を舐めた舌で(わたしはそもそもお尻の穴を舐めることを賛成はしませんけれども)、他の穴を舐めたりキスしたりするのは、感染症学的にやめてください!! お願いします!!



感想・レポを書く意義

個人的に興味深かったのが、わたしは梅毒に感染しても治癒する環境にある、予防できている点です。
難病治療で飲んでいる薬のひとつ(ミノマイシン)が梅毒の治療にも使われる薬だったことで、わたしは梅毒のリスクが人より低い状態でした……!

なんだか初めて、難病で得した気がしますね(?)


わたしは職業えっちなおねえさんとして、性に関する正しい知識は身に着けたいし、わたしに出会うすべてのお兄さまには幸せになってほしいです。

その一方で、わたしがお兄さまを幸せにするためには、わたしがお兄さまと心身共に健康的に会える状態を継続しなくてはいけません。
わたしの身体に触れていただく以上、わたしの健康状態を維持するには、お兄さまが性に関する正しい知識を身に着けている状態が理想です。


これはわたしの悪い点なのですが、わたしが体調を崩す行為をお兄さまにされても、雰囲気を踏まえて指摘するか迷うんですよね……
「悪気はないんだろうなあ」とか。「指摘して雰囲気お通夜になってからリカバリーする担当も自分だしなあ」とか。

だから、わたしは今回性感染症講座を受けてみて、持ち前の文章作成能力を活かして「こんな学びがあったよ~!」って書いてみました!


これからも、お兄さまに癒やしを届けられる助けとなる機会があれば積極的に行ってきます。
そして、わたしの言語化能力が役に立ちそうであれば、できる限り文章に残しておきます!


風俗ユーザー様、読んでくれて本当にありがとうございました!
セックスワーカー様、主催者様の第3回開催にご期待ください!


関連リンク(次回に期待!)

主催者様のnoteとXもご覧くださいませ!
※note公開前に、医学的観点で確認いただきました


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わかな(文才がすごい風俗嬢)
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