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女世界一人旅 国別旅の記録:ブラジル(2回目)
旅の記録を、国別に項目ごとにまとめていきます。
自分自身の体験の整理が主な目的ですが、これから旅する人にとって何か参考になったり、興味を持つきっかけになれば幸いです。
2017年時点の情報なので、現在変わっている部分もあると思います。
渡航の際はご自身で確認をお願いします。
載せている写真は全て自分で撮影したものです。
訪問都市:
フォスドイグアス
クリチバ
サルバドール
サンパウロ
滞在期間:
2017年3月(13日間)
渡航目的:
2016年に初めてブラジルを訪れて、大好きになったので再度訪問。
今回は、前回行けなかった都市をめぐり、最後にサンパウロでお世話になった友人たちに再会するのが目的。
前回の旅の記事はこちら。
① 街の様子・治安
危険な目にあったことはないが、常に注意して行動。
外出する際の荷物は最小限にして、外では携帯はいじらない。
暗くなってから一人で歩かない。
フォスドイグアス:
アルゼンチンのプエルトイグアスから国境を挟んですぐの街。
国境越えの為に一泊滞在しただけだが、小さな街で、宿、小さなスーパーや飲食店、バスターミナルくらいしかない。
夜や早朝は暗いので短距離の移動でもタクシーを使った。
クリチバ:
整然とした街並み。緑が多い。
良くも悪くも都会で、あまり特徴が無い。
サンパウロ同様日系ブラジル人が多く、日本食や日本を想起させるお店や建物が多い。
観光のメインが日曜日だったのでお店がほとんど閉まっていて時間を持て余した。
サルバドール:
違う国に来たかと思うくらい街の様子も住んでいる人々も食文化も、ブラジルの他の都市とは異なる。
街を歩いているのは黒人の人ばかりでアフリカのよう。
ビーチがありのんびりして開放的な雰囲気。
ペロウリーニョというカラフルでかわいい地区は世界遺産にも登録されている。
サルバドールのランドマーク的なエレベーター。
ボンフィン教会。など、各エリアで見所が多い。
サンパウロ:
前回初めてブラジルを訪れる際は危険な街だと思いものすごく警戒しながら歩いたが、今回サンパウロに着くと、家に帰ってきたような安心感を感じられた。
今回は、前回行けなかった地区を中心にまわった。
ウォールアートで埋め尽くされたエリア、Vila Madalena
大聖堂。
② 交通
フォスドイグアス:
アルゼンチンのプエルトイグアスからバスで国境を越えてブラジルに入国する計画だったのだが、ここでトラブル発生。
乗ったバスがなぜか国境で停止せず、そのままブラジルに入国、街に向かって進んでしまう。
最初状況がつかめなかったが途中でまずいと思い、近くのひとけの無いバス停で降りた。
とりあえず国境まで戻って入国スタンプをもらわないといけないと思ったが、まだブラジルの通貨を持っていないのでバスにも乗れないことに気づく。
しばらくするとバス停におじさんとお姉さんが来たが二人とも英語が通じない。
少ししてアルゼンチン行きのバスが到着。ダメ元でバスに乗り込むと、運転手のおじさんが私が持っていたバスの半券に気づき、国境までタダで乗せてくれた。
無事に国境まで戻り、ブラジルの入国スタンプをもらう。
宿のスタッフに国境から宿までの送迎をお願いしていたので電話。20分以内に行くと言われたが時間を過ぎても来ない。
待合室などは無いので暑いなかバックパックの上に座って待ち続けた。
一時間以上してようやく宿の車が登場。国境超えでこんなに手間取ったのは初めてでどっと疲れた。
フォスドイグアスのバスターミナルでは、英語は通じないが簡単なスペイン語が通じてスムーズにチケットを購入できた。
クリチバ:
計画都市で、交通網が発達している。
バス乗り場が特徴的。
もちろんUberも使える。
サルバドール:
徒歩またはUberで移動。
サンパウロ:
二回目の訪問だったのでローカルな手段で移動できた。
サンパウロ空港から中心部への移動は、空港からTatuapé駅行きのバスに乗り、そこからメトロで宿の最寄駅まで行った。
メトロ駅が近くにない場所に行く場合はUberが便利。
ストライキの影響で公共交通機関が止まったことがあるが、わからなければ周りの人に聞くとほぼみんな優しく対応してくれる。
サンパウロに慣れたと言っても暗くなってからの移動は極力避け、どうしても移動が必要な場合は必ず複数人で車を使った。
③ 人・生活
初めてブラジルを訪れた時、人々の優しさに感動して、今回その印象が変わってしまわないか心配だったが、やっぱりブラジルの人々は優しかった。
お店やさんでも通りがかりの人でも、聞いたら親切に教えてくれる。
英語は通じないことが多いが、ポルトガル語に近いスペイン語は通じることも。
特にサンパウロには色んな人種がいて日系人も多いので日本人でも旅行者と言わなければ気づかれず現地の人に道を聞かれることもあるくらい。
みんな明るく陽気で、路上で演奏が始まると通行人がどんどん飛び入り参加で踊り始める。
④ 食べ物
・ クリチバ
日系人が多いので日本食屋さんが多かった。
ブラジルらしいプレートも頼んだ。
・ サルバドール
この地方特有の食べ物が多い。
Moqueca:
サルバドールの名物料理。
シーフードが入ったシチューみたいなもの。
Acaraje:
揚げたパンにエビや野菜などが挟んである。屋台で購入。
ココナッツジュース:
路上で売っている人をたくさん見かける。
一度やってみたかった、ビーチを眺めながらココナッツ丸々一個にストローを刺して飲むということができた。
アサイー:
ブラジル発祥のアサイー。
前回はリオでたくさん食べたが、サルバドールもアサイーが有名で滞在中アサイーボウルをほぼ毎日食べた。健康にも良くておいしい。
ローカルレストラン:
民芸品市場のベンチで休憩中に現地の女子学生に話しかけられて仲良くなり、連れて行ってもらったコスパの良いビュッフェ。
・ サンパウロ
前回の訪問でブラジルのごはんに関しては一通りトライしたので今回はあまりこだわりなく手軽に済ませた。
サンパウロにはおしゃれなレストランも多い。
シュハスコ(シュラスコ):
肉を鉄の串に刺して焼いた料理。
パステル:
おやつにちょうどよい、中にお肉などが入っているパン。
日本食:
日系人が多いこともあり日本食はどこでも食べられる。
すきやもある。(我慢できず入店)
空港ラウンジのごはん:
サンパウロの国際空港のラウンジ(プライオリティーパスで入れるところ)はきれいでしっかりご飯を食べられる。
長期で海外を転々とする旅をする人にはプライオリティーパスは重宝する。
⑤ 宿
・ フォスドイグアス
バスターミナル近くのドミトリーに宿泊。
宿のスタッフが時間にルーズで約束の送迎時間になってもなかなか来なかった。両替を依頼したらとんでもなく悪いレートで提案されたので断った。
宿にはプールがあり宿泊者が常に騒いでいるのでどこにいてもうるさい。昼間は冷房の使用が禁止になっており居心地が悪い。
チェックインしてから、翌日の夜行バスで移動を予定していたが、長くいたくなかったので早朝のバスでクリチバに移動することにした。
・ クリチバ
Social Hostel Café e Bar:
一泊約1,200円のドミトリー。
清潔でスタッフの女性がすごく優しい。
宿で飼っている犬がかわいい。
・ サルバドール
Casa de Mainha Friendly Hostel:
一泊約650円のドミトリー。
安くてスタッフも親切だが部屋にベッドがひしめき合っていてかなり窮屈。
To em Casa Hostel:
一泊約1,200円のドミトリー。
ビーチ近くでロケーションが良く清潔で快適。
・ サンパウロ
Olah Hostel:
一泊約1,000円のドミトリー。メトロ駅近くだが静かで快適。
⑥ ショッピング
・ クリチバ
日曜日はほとんどのお店が閉まっていた。
Weekend market:
街の中心部で毎週日曜日に開催される大きなフリーマーケット。
手作りのお土産を買える。
Estação:
ショッピングモール。多くのレストランも入っている。
食品市場:
日本の商品が多く並んでいるのが特徴。
・ サルバドール
ペロウリーニョ:
カラフルな建物が並ぶかわいいエリア。
ここに小さなショップがたくさん並んでいる。
黒人女性をモチーフにした装飾やグッズが多い。
Mercado modelo:
観光スポットのエレベーターすぐ近くにある民芸品市場。
広くて見ごたえがあって楽しい。
その他、小さめのナイトマーケットや食品市場もある。
サルバドールの戦利品。
旅も終盤を迎え、お財布の紐がついつい緩む。
・ サンパウロ
Feira da Praça Benedito Calixto:
前回日程が合わず行けなかったおしゃれなフリーマーケット。
周辺のショップもかわいい。
パウリスタ通り:
サンパウロのメインストリート。
週末は歩行者天国になっていて、民芸品を売るお店が並び、骨董品などのフリーマーケットも開かれる。
NIKEの店舗がおしゃれ。
Oscar Freire:
おしゃれなショップやレストランが並ぶ通り。
Havaianas本店がある。日本よりも安い。
寿司柄のビーサンを発見。
Vila Madalena:
ウォールアートで有名なエリアだが、おしゃれなレストランやショップも多い。
⑦ 犬
今回訪れた都市では野良犬はあまり見かけなかった。
クリチバで少し。
ペットとして飼っている人が圧倒的に多かった。
⑧ その他観光地・イベント
・クリチバ
ボタニカルガーデン:
日曜日は街のお店が閉まっているので暇つぶしに訪問。
・サルバドール
カポエイラ:
偶然路上で開催されていた。
カポエイラはアフリカの影響を受けブラジルで発展した、音楽とダンスと格闘技が組み合わさったものらしい。
・サンパウロ
Fashion week:
もしかしたらどさくさに紛れて入れないかな、と思って行ってみたがやはり無理だったので外から見学。おしゃれな人がたくさんいた。
ブラジル日本移民史料館:
ブラジルに渡った日本移民の記録が展示されている。
当時(1930年ごろ)の人は日本から船で45-60日かけてブラジルまで行ったらしい。
飛行機で30時間なんて一瞬だと思える。
⑨ お世話になった人
ミッチェル:
初めてサンパウロに来た時に私を助けてくれた恩人と1年ぶりの再会。
今回は彼氏と妹カップルを連れてみんなで公園でサイクリング。
夕飯はシュハスコ。
最後におすすめのアイスクリームやさんに連れて行ってもらった。
年も近くてもう家族のような感じ。
ブラジル人だけど、日本人のルーツがあることに誇りを持っていることが嬉しい。
今は延期になってしまっているが日本に来る予定なのでその際は全力でアテンドしたい。
シベリ:
タイ・チェンマイのドミトリーで仲良くなり再会を誓ったブラジル人女性と約束通りサンパウロでディナー。
私より少しお姉さんなので人生相談に乗ってもらい鋭いアドバイスをもらった。
⑩ 総括
アフリカ系の人が多いサルバドール。
日系人が多いサンパウロ・クリチバ。
同じ国なのに気候も文化も全く違って面白い。
でも共通しているのは人がみんな本当に本当に優しいこと。
初めてブラジルに行った時の印象が良すぎて今回それが変わってしまわないか心配だったが、結局もっと好きになった。
まだ行けていない都市がたくさんあるので、また行きたい。多分行く。