女世界一人旅 国別旅の記録:タイ
旅の記録を、国別に項目ごとにまとめていきます。
自分自身の体験の整理が主な目的ですが、これから旅する人にとって何か参考になったり、興味を持つきっかけになれば幸いです。
個人的に各国のショッピング情報と犬(野良犬や保護活動)については詳しく見てきたつもりなので、ご興味がある方はその項目だけでもご覧ください。
2016年時点の情報なので、現在変わっている部分もあると思います。
渡航の際はご自身で確認をお願いします。
載せている写真は全て自分で撮影したものです。
訪問都市:
バンコク
チェンマイ
チェンライ
チェンコーン
滞在期間:
2016年5月(合計11日間)
渡航目的:
バックパックで一人で海外を旅するのが初めてだったので、まずは近場からと思いタイを選択。
世界の犬の保護活動に興味があり、チェンマイの保護団体でボランティアをするのも大きな目的の一つだった。
まだバックパックの扱いに慣れていなくて、ヨタヨタ荷物を運んでいた頃。
これから始まる長い旅に対する怖さとワクワクが半々くらいの気持ちだった。
① 街の様子・治安
バンコク:
都会。高層ビルがたくさん。人が多い。
5月に訪れたが気温が高くムシムシしていて汗が止まらない。
マーケットがとても多くて賑やか。(詳細は後述)
観光客が多く治安の悪さは感じなかったが、夜ひとけが少ない場所は怖い感じがしたので避けた方が良さそう。
チェンマイ:
バンコクに比べ落ちついた雰囲気。
市内にはタイらしい寺院や、ニマンヘミン地区にはおしゃれなショップがたくさんある。
中心部からちょっと離れるとすごく田舎。
治安の悪さは感じなかった。
チェンライ:
チェンマイから国境越えの為チェンコーンに移動する際にツアーで少し立ち寄った場所。
真っ白な寺院が有名。ものすごいスコールが降った。
チェンコーン:
メコン川を挟みラオスとの国境すぐの街。
小さな町で人もお店も少なく夜は真っ暗。
国境越えのために一泊滞在したが、同じツアーに参加した人と行動し、夜は部屋にこもった。
② 交通
バンコク:
基本電車で行きたい所に行ける。切符はコインやカード。
バスやタクシー、トゥクトゥクも利用でき交通手段は豊富。
バスは徐行するだけで完全に停止しないことがあるので危険。
待っていたお年寄りが乗るのを諦めているのを見た。
チェンマイ:
バンコクからチェンマイにはナコンチャイエアーという会社の夜行バスで移動。
市内移動はソンテウという乗り物が便利。
乗る前にドライバーに運賃の確認が必要。
チェンコーン:
チェンマイでラオス行きのツアーに申し込み、バンに乗って到着。
特に見る場所はないので徒歩で問題ない。
③ 人・生活
総じて優しい。
電車ではみんな子どもを見かけたらすぐに席を譲る。
ATMで現金を引き出した後にカード取り忘れたら、後ろに並んでいた人が呼び止めて教えてくれた。
夜行バスチケット購入時、窓口のおばちゃんが英語通じず困っていたら、後ろに並んでいた英語話せる女の子が助けてくれた。
SIMカード購入した際、店員さんが無料で設定までしてくれた。
唯一、ラオス行きツアーを申し込んだ旅行代理店でぼったくりに遭ったのがマイナス体験。
④ 食べ物
総じて安い、おいしい。
米中心。地元民向けの店なら夜でも300円くらいで済む。
マンゴーのお店が多い。
マンゴーライスなるものをよく見かけたが食べる気が起きずひたすらマンゴーシェイクを飲んだ。
露天で軽食をつまみながら歩くのが楽しい。Fried milkというものにトライ。
現地駐在中の友人に連れて行ってもらったレストラン。
犬のボランティアで田舎に滞在した時に宿のお母さんが作ってくれたローカルフード。
虫が多く普通に料理に止まってくる(一回ゴキブリが料理の上に着地した)ので虫嫌いの私には最初から試練だった。
⑤ 宿
・ バンコク
Here Hostel Bangkok:
バンコク中心部にあるドミトリー。一泊約1,700円。
最初場所がわからずバックパックを引きずりながら探した。
バンコクのドミトリーにしては高めだが、雰囲気はよく清潔だった。
持参した折りたたみバケツで初めての洗濯。
中学の同級生の家:
バンコクに駐在している同級生の家に数日泊めさせてもらった。
突然39度の熱が出た時も病院に連れて行ってくれて本当に助かった。
加入していた保険会社に電話し、キャッシュレスで診療してくれる近隣の病院を紹介してもらった。
さっそく、海外旅行保険に入っておいてよかったと実感。
・ チェンマイ
Chiang Mai Hostel:
中心部にあるドミトリー。一泊約700円。
チェックイン時間を事前に伝えていたのにオーナーが寝ていてしばらく宿に入れなかったり、支払いをした時に小銭がないから後で返すと言われたり、ちょっと信頼できない感じ。
ただルームメイトには恵まれ、一番興味のあった国ブラジルの友達ができた。(ブラジル訪問時に再会)
保護施設のボランティア用の宿舎:
犬のボランティア期間中は、施設近くの宿舎(個室)に滞在。
オーナーのお母さんが毎日手作り料理をふるまってくれた。
シャワーは水しか出ないが外が暑いので水でちょうど良く髪も洗濯物もすぐ乾く。
・ チェンコーン
ラオス国境越えで使ったツアー会社が手配した宿:
現在約50カ国を旅しているが、振り返っても汚さベスト3に入るくらいのひどい宿。
シャワー室にはゴキブリ。シーツはシミだらけで虫が湧いてきそうだった。
直接肌が触れないように、ベッドの上に持参したシルクの寝袋を置き、寝袋の中で寝た。
宿はできる限りBooking.comなどのサイトでレビューを確認した上で自分で選んだ方が良い。
⑥ ショッピング
・ バンコク
マーケットや大型のショッピングモールが非常に多く見て回るのが大変なくらい。
タラートロットファイラチャダー:
ナイトマーケット、食品や衣料品などが売られている。
チャトチャック・ウィークエンドマーケット:
巨大なマーケット。動物も売っている。
ラライサップ・マーケット:
衣料品や食品が売られているマーケット。
オフィス街にありお昼の時間帯はOLがたくさん歩いていた。
タイのOLさんは膝上丈のタイトスカートを履いている人が多かった。
Center Point of Siam Square:
若い子向けのショッピングモール。
Siam Paragon:
全体的に価格が高めのショッピングモール。
Siam Center:
タイのデザイナーのブランドが多く入っているモール。
Esplanade:
商業施設。安い。
Terminal 21:
空港をイメージした内装のショッピングモール。
日本をイメージしたデザインのフロアもある。
Bangkok Art and Culture Center:
美術館のような感じ。かわいい雑貨店もあり。
アジアティーク・ザ・リバーフロント:
お土産やさんやレストランが多く入っている大型の商業施設。
リバーサイドでイルミネーションも綺麗なので夜行くのがオススメ。
Jim Thompson House Museum:
タイシルクの有名ショップ。
バンコクの戦利品。
・ チェンマイ
バンコク同様マーケットやモールもあるが、洗練された小さなショップも多い。
街には生地屋やテーラーが多い。
ニマンヘミン:
タイの中で圧倒的におしゃれな地区。
かわいい雑貨屋、洋服屋を多く発見。歩くだけでワクワク。
スタジオネンナー(Studio Naenna):
中心部から少し離れたところにあるアトリエ&ショップ。
天然素材での染色について教えてもらった。
ワローロット市場:
服だけではなく、食品、日用品何でも買える巨大マーケット。
モン族市場:
独特の模様の刺繍を施した雑貨が並ぶ。
ここでポーチを購入。
Maya lifestyle SC:
大型のショッピングセンター。
ナイトバザール:
ナイトマーケット:
欧米の観光客ばかりだった。
Saturday market:
土曜日に開かれるマーケット。
チェンマイの戦利品。
⑦ 犬
タイにはペットとして犬を飼っている人が多い一方、街には野良犬もたくさんいる。
市場に行くと犬が低価格で販売されている。
チェンマイではCarefordogsという犬の保護施設で1週間ボランティアをした。
Care for dogsはドイツ人女性によって創られ、現在はイギリスのWVSという団体によって運営されている。
野良犬・捨て犬・虐待を受けた犬・病気を持っている犬を約100匹保護し、新しい家族の元に送り出す支援をしている。
運営スタッフはタイ人もいるが割合はヨーロッパ人が多く、ボランティアもほぼ欧米人でオリエンテーションから業務のやり取りも全て英語。
ボランティアの活動内容は主に犬の散歩、耳掃除、ノミ取り、お風呂に入れる、など。
施設のスタッフさん曰く、ペットとして飼われる純血種は飼い主の経済力を示すアクセサリーのような存在であることが多いのに対し、野良犬は頭が悪くて汚い存在だと考える人が多いらしい。
例えば、高温多湿なタイには適さないシベリアンハスキーを飼うお金持ちが多いが、タイでは犬を室内で飼う習慣が無く、外で飼うため皮膚病になり最終的に捨ててしまうなど。
ボランティア活動を通じて現地の犬の状況を知ることができた。
Care for Dogsの全わんこに素敵な家族が見つかりますように。
⑧ 総括
会社を辞めて一年間世界を旅をすると決め、しっかりと準備をして訪れた最初の国。まだバックパックもうまく担げないし、洗濯用の折りたたみバケツや寝袋も一回出したは良いもののうまく収納できなくて戸惑った。
旅が始まって4日目で早速体調を崩し不安になることもあったが、タイは日本から距離的にも近いし、日本人の在住者や観光客も多くネットで情報収集しやすいので、最初の訪問国として選んだのは良かったと思う。