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富の再配分の構造と、誰を優先して恩恵を受けるのかの考え方

まさに世は狂騒・狂乱の時代ですね。申し訳ないけど滑稽にすら見えてきます。

自分の給与明細を見て、税金の引き落とし額を見るに、それなりのコストが社会インフラと同時に、困った人たちへの支援などで使われているはずです。

税金の根本は「富の再配分」なわけで、びっくりする年棒でニュースになる選手の半分くらいは、そのような使われ方をするわけです。

しかし、「これ無駄な道路工事だよね」と言われるような事象は日々散見され「これに使うなら他にすることあるだろう」と怒り出すわけです。

しかし自身の仕事でも予算作りの際に、現場のスキルに合わせて「不要であろう予算」を「前年同だから」と言う理由でスルーする機会はきっとあったはず。「ない」と言える人はなかなかのイノベーターかコストカッターだ。

平時は多分それでもいいんだと思う。なんだかんだで回るから。しかし現在のような異常事態においては、何かしらの意思において「優先順位」をつけないと、原資がないから回らないわけだ。

だから我先に「僕らを優先して」と思うわけで、異なる優先順位だとTwitterで文句を言うわけだ。

僕らの仕事でよく想定利用者をシミュレーションすることで行動予測をして作成するケースだがあるのだけどこういう癖をつけることで、なんとなく「きっとこうなんじゃないか」と言う妄想をしがちだ。

まあ癖レベルだし合っている保証もないんだけど、今の世を見るにつけて、「僕らを優先して」のきっかけは陳情とか見返りとかそういうものがきっかけになっているように見える。

自身でもそうかと思うけど「構ってくれる人」「相手してくれる人」「頼ってくれる人」の方を気にかけるわけじゃないですか。

元々「オリンピックあるから」「観光客呼ぶから」「きっと儲かるから頑張ろう」とスクラム組んでいたけど、やるかやらないかよくわからない中で「酷い、なんとか見返りないの?」「全部嘘だったの?」と問われて「諦めろ」とは言いづらいですよね。

今は空振りだった投資の損を誰が被るかゲームで、損切りできないツケは溜まる一方です。実際オリンピック投資は失敗したわけなので、僕らも含む誰かに損切りさせないと、ちょっと笑えない話になりそうです。(自分もこれ以上はごめんこうむりたいが。)

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