「流行る」とは何なのか
なんてことないことが、気になってしまう。
昨日は、「流行る」とはなんなのか、ぼんやり考えていた。
電車の中で、おしゃべりに興じる高校生。
Aさん「でもさーあの先生はさー宿題が(記憶にないので略)」
Bさん「それな!」
Aさん「だからテストはきっとさー(略)」
Bさん「それな〜〜」
Aさんが何を言っても「それな」から返事をするBさん。
おそらく5年くらい前だったら「何その返事…」と感じたことだろう。私もAさんも。
しかし、「それな」に「それね」「わかりみが深い」「やばみ」などなど、ちょっと前をときめいた流行り言葉は、今では当たり前のように受け入れられている、ような気がする。
しかし、流行り言葉とは何なのだろうか。
どうやって、“流行る”のだろうか。
今こんな言葉が流行っているらしい、と知ると
「すでに流行っているのだな」と考えるが、本当にそうなのだろうか。
“流行っている”と知ったから、その言葉を使うのではないか?
つまり、正確には「たくさんの人が使っているから、流行っているといえる」ではなく、「流行っていると知った人から、使い始める」のではないか。
使うのが先か、流行るのが先か…。
たまごと鶏の関係のように思えてきた。
特に生産性はないのだが、そんなことをぼうっと考えていた。
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