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生まれ変わりを信じてる話③終わり

「生まれ変わり」についてです。

不快に思われる方もいると思いますので、生まれ変わりに抵抗がある方は読むのを控えていただけると幸いです。

こちらの記事の続きです。
②猫が亡くなった話

【③妊娠して「生まれ変わり」を信じたワケ】


2/10に猫がなくなり、悲しみのなかでお葬式をしたり、後片付けや心の整理などで1ヶ月以上かかってしまいました。

そんなときに夫から「不妊治療、再開してみない?」と提案が。
当時は寝ても覚めてもメソメソしてた私なのですが、思いの外夫は立ち直りが早くて。

その立ち直りの早さに腹が立ちました。
が、その妊活再開の提案の時、夫がその理由を話してくれました。

少し話が遡るのですが、猫が死んでから不思議なことがいくつかありました。

これを書くとどんどん脱線しそうなのでまたいつか書くとして、夫と2人で体験したこともあるし、夫だけや私だけの単体で経験したこともいくつかあります。

その1番最後に、夫が「猫の死はもう仕方がないことだったんだ」と思う出来事があったんです。(それを最後に不思議体験はなくなりました)

どんな内容かというと。

夫の職場にうちの飼い猫に似たおじいさんが現れた話です。

夫は工事現場で仕事をしているので、その日その日で職場にいる人が変わります。(警備員の方などが日替わりらしい)

その日、警備に来ていたある一人のおじいさんが目に留まったそう。
そのおじいさんは70代半ばに見える風貌で、朝礼で現場の説明を聞いているにも関わらず居眠りをしていて、そのとき右の鼻からツツツーっと鼻水が垂れていたそうです。

それくらいならまぁありそうな事ですが、
垂れてる鼻水の状態が尋常じゃなかったとのこと。

めっちゃ垂れていたそうです。
鼻の下にとどまらず、口、あごの下まで。
めっっっっっちゃ垂れてたそうです。
釘付けになるほど。

普通なら反射的にぬぐってしまうだろう量&長さの鼻水を垂らしていたらしいです。

それを見た夫が、「右の鼻からすごい量の鼻水垂らして気にかけてないのがうちの猫にそっくり」となんとなく思ったとのこと。

確かにうちの猫、病気になってから右の鼻が特にひどくて鼻水を垂らし続けていました。

弱っているから自力で拭き取ることもできず、垂れるがままになっていたし、寝ているときに鼻が垂れている方が呼吸が楽だったようなので、寝ながら垂らし続けてる状態でした。(ふき取るとまた苦しがる)

そしてそのあと、「猫が生きていたらあのくらいの年齢(猫15才。人間だと70代半ば)だし、そう考えるとヨボヨボだな。いつ死んでもおかしくないな」と思ったそうなんです(笑)

おい!失礼だぞ!とちょっと思いましたけど。

たしかに猫ってずっと可愛いですもんね。
お爺ちゃんだとは思ってたけど、見た目は変わらず可愛かったのでそんな年老いてる感じしなかったですし。

まだまだ生きてくれると思ってた節はありました。

で、その光景を見て夫的には「猫からメッセージもらった感じ」だったから吹っ切れたようなんです。
そのおじいさんには大変失礼な感想なのですが…

猫から「俺もうジイさんだし十分長生きしたから悲しむなよ~」って言われたような気がしたらしいんですよね。

いやほんと、警備員のおじいさんには失礼なんですが。。

で、そこから夫はなぜか「次は絶対妊娠できる気がする」という直感で私に治療再開を勧めてきたらしいです。

文章にするとすごく馬鹿馬鹿しいんですけど、なぜか私もこれが腑に落ちて前向きになったんですよね。

で、治療再開後初の体外受精。

それが見事妊娠に繋がりました。

7年間かすりもしなかった私が、今回唯一生き残った1つの卵で妊娠できたのは奇跡のように思えます。

卵子が採れたタイミング、胚盤胞になったタイミング、猫が死んだタイミング、全てが狙ったように繋がった気がしました。


先日やっと、もし母体から胎児が出てしまっても「流産」ではなく「早産」で救命処置していただける週数を越えました。胎動も感じられ。命を感じられるようになりました。

不妊クリニックではただの楕円だった赤ちゃんが、今や人の形をして動く姿もエコー越しに見られます。

ふとこの気持ちを言葉にしたくなってしまいました。

猫が帰ってきてくれたんじゃないかなって、嬉しくなっちゃったんです。

こんな話はまあ怪しいし、苦手な方もいると思うので公開するつもりはなかったのですが。

今日に至るまで「生まれ変わり」に関する話やキーワードがいくつも目に入ったり耳に入ることもあり、どうせこのnoteは積極的に公開してるわけじゃないし、読む人も少ないだろうし!!やっちゃえやっちゃえ!と勢いで書きました。

ネットの海に落ちてる1つの戯言として浮かべても罪はないかなと思い、記録させてもらいました。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

「ペットが生まれ変わりなんていやだ」という声を聞いたこともあるので、そんな方の目に触れたらごめんなさい。

うまく言えないんですが私はこのタイミングで妊娠できてよかったと思いました。

7年間の不妊の理由も消化できそうです。

全てが丸く収まっている、そんな感覚でいます。

生きていく上で理不尽なこと、体験したくないことはたくさんあります。

でもその中でも人生は続いていきますし、生きていかなければいけないです。

そのために「心を収める」ことができれば、ひとつ生きやすくなる、そういう気持ちも込めて書きました。

生まれ変わりじゃないかもしれない。でもそう思うことで救われる気持ちもある。

そんな感じです。

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