子どもの頃に描いた夢が今また…
小学6年生のとき、卒業文集に「将来なりたいもの」のイラストを寄せ書きで書かなければならず、ものすごく困った記憶が今もなお鮮明に残っています。
何もなかったというか、なんとなく雑誌の編集者や文章を書く人になりたいとは思っていたけれど、まだ “なんとなく” な段階で・・・女の子がよく思うような「ケーキ屋さんになりたい」とか「保母さん(今だと保育士さん)になりたい」とか「スチュワーデスになりたい(今だとCAさん)」とか、まったくと言っていいほど、思わなかったんですよね。興味がなかったというか・・・
でも、本がとにかく好きで、親に漫画を禁止されていたものの、どんな小説(少女漫画的なものでも、本格的なミステリーでも、なんでも)でも、活字なら買ってもらえて(⌒-⌒; ) 現実逃避をするかのように本を読み漁っていました。
こんな本を書けるようになりたいなぁ、オシャレなファッションページを創って見たいなぁ、そんな風にだんだんと夢は膨らんでいきました。
と、同時にもうひとつ。
子どもの頃の私は人の心の内が知りたくて(今もですけど)、心理学という学問にとても興味を抱いていました。たぶん人付き合いが苦手だと、子ども心に思っていたからなんだと思うんですよね(⌒-⌒; ) 周りに合わせていれば、仲間外れにされることもないし、特に目立つ存在にもならない。平凡でいられるというか、平均的というか。そうやってほとんど主張をしていなかったように思います。
だんだんと進路を考える年齢になって、やっぱり目指すは編集者かカウンセラーか、と2つに絞られるようになりました。
子どもの頃の夢って、純粋というか、真っ直ぐというか。だからこそ、邪念のない本当の願いというか。
大人になり、編集者の道を選んだわけですが、退職してフリーランスになり、あれもこれもやってみたいと思うようになり、トライしてみたものの、なんだかしっくりこない、やってみたいと思ったはずなのに、やる気が起きない・・・この矛盾は何なのかと不思議で仕方なかったのですが、つい最近、本当に1ヶ月くらい前にやっと気づいたんですよね、この矛盾に。
あぁ、私は本当はやりたくなかったんだなって。
やりたくないというのは語弊があるのですが、仕事をシフトした方がいいんじゃないか、どこかで “やらないければならない” と思っていたんでしょうね・・・
で、改めて、私は何がしたいのか? どう生きていきたいのか? と考えると、子どもの頃の夢が強く甦るのです。心の真ん中で願っていた夢は、ずっと生き続けているのだなぁと思うと、なんだかとても尊いもののような気がして・・・
今まで生きてきてやってきたことに無駄なことは1つもない。だからこそ、全部をひっくるめながら、私が「書けること」もあるし、「創れること」もあるのだろうなと。改めて、道が決まった瞬間を、書き残しておこうと思います。
子どもの頃、どんな夢を思い描いていましたか?
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