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愚痴ってもいいよ

私、米津玄師さんの書く詩、曲、歌、声が大好きでよく聴いている。
彼が菅田将暉さんに提供した曲に「まちがいさがし」という曲がある。

この曲の歌いだし「間違い探しの間違いの方に生まれてきたよな気でいたけど」。。この一節を聴くたびに自分もそうだと思っていた。

ここでは割愛するけれど、子どもの時から色々あった。どっちかと言えば波乱万丈な人生だった。「まあ、色々あるけど、今は落ち着いていて幸せ」と思えるようになった矢先に難病「再生不良性貧血」の診断。

この診断を受けてから毎日いろいろ考えるし、凹むし、ストレス。。ちょっと愚痴ろうか。

毎朝最初に思うのは「何で自分なんだろう。。」という思いと
この先どうなるんだろう。これからの生活、仕事、高額医療費等…考えない日は無い。

30年ほど前までは「予後絶対不良」だったこの病気。現在では良い治療法、薬が開発されて「長期生存」が可能になった。でも、治療や輸血をしなければ血球の数が減り、重度の貧血で命を失う。この事実も私にとってショックの1つ。

そして人から投げかけられる言葉。

先日、久しぶりに会った知人から「死なないで!」といきなり言われた。
えっ??私死ぬんですか? そんなこと医者からも言われてないし、余命宣告すらされてない(笑)この知人の発言は失礼だ。誰が死ぬって言うんだ。
まあ、今日交通事故や事件に巻き込まれて死ぬ可能性も無きにしも非ずだけど、勝手に「死ぬ病気の患者」にしないで欲しいとおもった。

あと、「大変だね、貧乏くじ引いたね」等の言葉もいらない。そんなことは他人に言われる前から自分でもよくわかっている。
それから、「コロナワクチン接種したから説」等の持論をぶつけてきたり、今やっている輸血や、これから始まる治療方法をまるで専門家みたいに「そんなことを続けたら死ぬ」とか言われるのもストレス極まりない。

今回病気になって「人の言葉の残酷さ」に改めて気づいた。悪意のない善意からの「心臓にナイフをぶっさす」ような言葉達。
多分ね、今まで通りの言葉で会話して、今まで通りに接するのが1番良いんだと思う。

もうね、ストレス極まりない。

「まちがいさがし」で「間違い探しの正解の方じゃ、きっと出会えなかったと思う」第二節で彼は歌う。

私も私が歩んできた人生がこれだから、今まで多くの素敵で心優しい友人達に出会えた。もし違う生き方だったら会えなかったであろう人達。会えなかったら残念過ぎる。。そう思うと今の人生も捨てたもんじゃない。

たまには愚痴も吐き出して前に進みましょう♪
延び延びになっていた治療入院も明日から(21日)約1か月の入院だけど腐らずに過ごそうと思う。


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