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『新古今和歌集』秀歌 梶間和歌選


謙虚なあなたの第一歩に

「『万葉集』はまっすぐで雄大で読みやすい。やっぱり和歌といえば『万葉集』ですね」
この一般通念自体にも突っ込みたい要素はあるのですが、まして

「それに比べて『古今集』『新古今集』は技巧を弄するばかりで読む気がしない」
「『新古今集』は、踏まえられた約束事が多いとかなんとかで、読むのが大変」
これらに対しては、『新古今』の研ぎ澄まされた美に魅せられ和歌の世界に入った私としては

「『新古今』側もそんな怠慢野郎を読者として想定していないでしょうし、どうぞどうぞ、お引き取りください」
と満面の笑みで申し上げたいところです。


ただ、先人の遺した作品を読み味わうにあたり何ひとつ努力する気のない怠慢野郎はともかく、

興味関心はあるもののとっつきにくい、
2千首近く収められているという和歌集を読み通せる気がしない、
どうやらすごい集らしいし、何が良くて何が良くないか判断する目もないのに安易に手を付けるには気が引ける、

など、謙虚さゆえに怖気づきこのすばらしい和歌集に手を出すことをためらっている方も、きっといらっしゃるでしょう。
そうした慎ましい方に対しては、『新古今』に魅せられ独学ながら読み味わってきた私がその世界に入る第一歩のお手伝いになれたら、と願う気持ちがございます。


ちょうど私、梶間和歌も図書執筆のため、『新古今』を2024年現在の目で頭から読み直し、
過去に読み飛ばしていた秀歌を拾い直したり、もともと好きだった歌を味わい直したりしているところ。

この読書メモをまとめて公開、随時更新して参りますので、
梶間和歌の目を通して選ばれた『新古今』らしい和歌、『新古今』の秀歌、それらを『新古今』を味わう取っ掛かりとしてご利用いただけたらと思います。


すべてではないものの、然るべき歌にはコメントを付すつもりですが、
もとは私オリジナルの作品でも文章でもなんでもない他者の歌、そしてそれらの編まれたアンソロジーからの秀歌選。
当然無料記事として公開したいのですが、

noteの仕様上、無料記事として出しますと、
記事が加筆、更新された際にどなたにもその旨が届かない、その方の最初に見た瞬間までの記事しかその方には(おそらく)永遠に読まれない、

ということがございます。

これを避けるため、低価格ですが有料記事とすることで、購入者の方に更新の都度通知を飛ばす形を取らせていただきます。

『新古今』にほぼ初めて触れるという方には「こんな歌があるのか」と知るための取っ掛かりとしてお楽しみいただきつつ、
長年の梶間の読者様には、歌を選ぶ際の梶間の基準をおもしろがったり、添えたコメントから梶間の思想の理解を深めたり、といったところにも価値を感じていただけるかもしれません。

随時更新して参りますので、全20巻分終えますまでお付き合いくださいませ。

【追記:全20巻分終えたのち、秀歌選を無料公開する可能性があります。
ただ、それがいつになるかはわかりません。
完成までをアップデートで楽しみたい方はぜひ有料でお楽しみください】


合わせて『玉葉和歌集』『風雅和歌集』の秀歌選記事も作る予定ですし、その他私家集も必要に応じて記事化するかもしれません。
こちらもお楽しみくださいませ。


『新古今和歌集』秀歌選

「春上」
「春下」
「夏」
「秋上」
「秋下」
「冬」
「賀」
「哀傷」
「離別」
羇旅きりよ
「恋一」
「恋二」
「恋三」
「恋四」
「恋五」
ざふ上」
「雑中」
「雑下」
「神祇」
「釈教」

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梶間和歌がつつがなく和歌創作、勉強、発信を続けるため、余裕のあります方にお気持ちを分けていただけますと、
私はもちろん喜びますし、それは日本や世界の未来のためにも喜ばしいことであろうと確信しております。

「この無茶苦茶な生き方を見ていると勇気がもらえる」
「こういうまっすぐな人が健康に安全に生きられる未来って希望がある」
なんて思ってくださいます方で、余裕のあります方に、ぜひともご支援をお願いしたく存じます。


noteでのサポート、その他様々な形で読者の皆様にご支援いただき、こんにちの梶間和歌があります。ありがとうございます。

今後とも、それぞれの領分において世界を美しくしてゆく営みを、楽しんで参りましょう。

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『新古今和歌集』『玉葉和歌集』『風雅和歌集』の和歌あまたのなかから、梶間和歌の基準で秀歌と見える歌をピックアップ、必要に応じてコメントを付…

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