「堀河百首」各題の心を読む 冬 ~梶間和歌の堀河百首チャレンジ~
かの藤原定家も初学のころ挑み、その後の詠歌の足掛かりにしたという「堀河百首」。
和歌史における末の世、令和の日本において現代和歌に取り組む梶間和歌も、「堀河百首」題で100首詠むチャレンジに取り組んでおります。
その100題ですが、
「月」の題だから「月」が詠まれていればなんでもOK、
といった現代短歌的な詠み方に知的興奮ややり甲斐の感じられる性分でも、あまり、なくて……。
提示されるその題は伝統的にどのように詠まれてきたのか、「堀河百首」ではどのような詠み方がなされてい