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〇〇白書
社会福祉士の試験問題に「○○白書の‥」の問題が出てきます。
試験対策しても白書の数が多すぎてあきらめたことを覚えています。
「令和2年度高齢社会白書」が昨年7月に公表され同じ時期に
「令和元年度の高齢者の経済生活に関する調査結果」も公表されました。
全国の60歳以上の男女3,000人を対象に、生きがい、健康状態、社会的活動
、仕事、経済的な暮らし向き、貯蓄、老後の備え等の事項を調査員による面
接聴取法で1755人(全体の58.5%)から回答されました。
この調査で60歳以上の男女に現在の経済的な暮らし向きについて聞いたとこ
ろ、「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」が20.1%、
「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」が54.0%
となり、合わせて74.1%が心配なく暮らしている結果となりました。
あれ⁈、「弱者」「支援が必要」と勝手に思い込んでいたことに気が付きま
した。
この調査では、収入のある仕事についている人の割合も増え、配偶者の有無
や健康状態が良し悪しが暮らし向きにつながっていることもわかり、
高齢者世帯、一人暮らしで不安を抱えている高齢者もいることから
貧富の格差が広がっていることも読み取れます。
国家試験に合格する勉強だけではなく、本質を見抜く勉強も必要と感じまし
た。