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電話リレーサービス
令和3年7月1日より「電話リレーサービス」がスタートします。
電話リレーサービスは、聴覚障がい者、難聴者、発話困難者(以下、きこえない人)と、きこえる人(聴覚障がい者等以外の人)との会話を通訳オペレータが「手話」または「文字」と「音声」を通訳することにより、電話で即時双方向につながることができるサービスです。24時間・365日、双方向での利用、緊急通報機関への連絡も可能となります。
このサービスは、海外ではすでに25か国で公的なサービスとして提供されていて、日本は、G7の中で唯一の未実施国でした。
日本では2000年ごろから民間企業が試験的にスタートするなど取り組んできましたが、採算性の問題で中止されていました。
2011年3月の東日本大震災をきっかけに日本財団が電話リレーサービスに取り組み、同年9月から2年間にわたり被災者支援事業として行った聴覚障がい者向け遠隔情報コミュニケーション支援の中で、最もニーズの高かったサービスが電話リレーサービスでした。
公的サービスとして電話リレーサービスがスタートすることは、聴覚障がい者等の生活の充実と緊急時の安全確保を支援するだけでなく、社会の活性化につながると思います。
「電話リレーサービス」が普及することを願っています。