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『和華』(日中文化交流誌)
2020年9月14日 18:28
豪族の子として生まれ18 歳で都の大学へ入学 空海は、宝亀 5年(774)年、讃岐国に多度郡弘田郷(現在の香川県善通寺市)で生まれた。父は佐伯直(田公)といい、瀬戸内海周辺の豪族である佐伯氏の一族である。母は都みやこの知識階級の氏族であった阿刀と氏の出身である。幼名は真魚といい、聡明な青年であった。恵まれた教育環境をもち、15歳で都に出て、母方の伯父である阿刀との大足について儒教や漢学を学んだ