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【わかばルームのすきま教材・構音】文のれんしゅう「つ」

どうも、わかばルームです!ご閲覧、ありがとうございます!

めずらしく一つの音節「つ」だけですけれど、「つ」の子音に日本語の母音「あいうえお」をつけると「つぁつぃつつぇつぉ」のようになって、この中で「つ」以外は日本語にはありませんね。外来語ならありますが、子どもの使う言葉としてはほとんど必要なさそうです。

「つ」は「さすせそ」が言えるようになると、構音の仕方が似ているため、同時に言えるようになっていることがありがちですが、「つ」も採り上げて練習が必要になる場合もほどほどあります。そんなわけで、今回の「つ」の「文のれんしゅう」も、私にとっては、なかなか思い出深い一枚となっております。

さて、「つ」のつく言葉だけで「文のれんしゅう」を10文作るのは大変そうな気がしましたが、やってみると意外に「つ」のつく言葉は多くて、他と比べてそんなに苦労した記憶はないですね。でもちょっと苦しい文はございまして、③や⑧など、初めて読み終えた後、子どもに「どういう意味?」と聞かれることが起きがちです。遠慮なく聞かれると、笑ってしまいますね。以前にも書きましたが、手作りの教材はこういうところが面白いです。コミュニケーションが広がりますね。

子どもはどうも繰り返す言葉とか擬態語・擬音語みたいなもの(オノマトペ)が好きなようで、「つらくてつらくて」「つんつんした」「ついついつめたいフルーツと」「つるつるのつきみうどん」あたりが印象に残りやすいようです。「文のれんしゅう」の後にやることになる文完成課題(文の冒頭を提示して、その続きを好きなように即興で作文して言う課題)で「つんつんつんつんつんつん…)とずっと言ってみたり、なぜか「つきみうどん」をよく出してきます。「文のれんしゅう」を始める時には「つきみうどん」のことをよく知らないという子どもは多いのですが、言っているうちになぜかなんとなく口をついて出てしまうようになるようです。「ついついつめたいフルーツと」もよくするっと言ってくれるようになります。読んだり復唱したりして言っているうちに、このような言語表現を覚えてしまうということでもあるようで、「文のれんしゅう」は構音だけでなく言語発達全般にも影響を与えることがあるようです。

④の「いつつつんで」の「つ」3連続チャレンジも面白い課題になっています。構音時に息が舌の正中から出ずに横の方から出て音が歪んでしまう「側音化」が見られるお子さんだと、②の「きつね」が言いにくいというのがありがちです。「文のれんしゅう」では出てきていませんが「きつつき」も言いにくい場合があります。

「つ」が言えるようになると、今度は自然に「ざずぜぞ」が言えるようになっていて、それで全ての子音が言えるようになったということで、そのまま卒業となる場合がそこそこあります。よって、これが最後の練習になることも多いです。一方で、これもそこそこ「ざずぜぞ」に進む場合もあります。どちらにせよ、「つ」をやる頃になると、もうすっかりベテランで、構音の練習が楽しくなっていて、でもふと気付くと、もうお別れが近いことに気付いて、ちょっと寂しい予感がしてくる頃なのでもあります。

●「つ」の音を、文レベルで楽しくたくさん練習できるように…と考えました。
●幼児~小1児童が読んで練習できるように、全て平仮名と片仮名で表記しました。
●それぞれの文の「つ」の数をポイント(P)で表記しました。
●4~9Pまで全10文です。
●構音の練習用に作成しましたが、他の用途でもどうぞお使い下さい。
●規約の範囲内であれば、個人、法人、公的機関、商用、非商用問わず、ご利用いただけます。
●【ご利用案内と規約】はこちら➞https://note.com/wakabaroom/n/n5d5614f9f0e7
●PDFファイル、A4用紙1枚です。

本教材は有料です。本記事を100円でご購入下されば、ダウンロードできます。

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