変化がとことん苦手な私

年末年始のお休みが今日で終わる。

今年はありがたいことに、10日以上お休みをもらうことができたので、後半は飛行機に乗って、旅行に行ってきた。

夫と二人の旅行はとても楽しくて、適度に刺激的で、たくさんの良い思い出ができて、本当に行ってよかったと思っている。

大好きな、また訪れたい場所がまたひとつ増えた。

・・・なのに、旅行前夜の私はメンタルブレイクを起こしていた。

「行きたくない」「家に居たい」という気持ちが大きくなって、気を抜くと涙が流れてしまいそうなのを堪えていた。

旅行を楽しみに嫌いな仕事を頑張ってきた夫には、そんなことはとても言えなくて、「ちょっと調子が悪いから早く寝るね」と伝えて、19時くらいには布団に入ってやり過ごした。

その日の私はたぶん、旅行に行く「非日常」よりも、家や近所で過ごす「日常」が欲しくなってしまったのだと思う。いわば、旅行に行く前からホームシックになるという、何ともおかしな状況に陥っていた。

出発に向けてのワクワクを味わう時間を一緒に過ごすことができなくて、夫には本当に申し訳なかった。

というのも、私は「変化」がとってもとっても苦手だ。

入学、進級、クラス替え、就職、結婚、引っ越し、異動、その度に私は大きな不安に襲われ、体調を崩したり、泣いたりしていた。（マリッジブルーが実在するとは思わなかった・・・）

今回、全く見知らぬ土地に旅行に行って数日間を過ごすということが、色々な要素が重なって、自分にとって負担になってしまったのだと思う。

一見すると楽しいイベントの中にも、ストレスが隠れていることがあると学んだ気がする。（自分の心と付き合っていくのって、とても難しい。）

今回のことで、私にとって、「毎日変わらずに続いていくこと」が心地よいのだと改めて実感した。

何か大きな成果を求めて挑戦するとか、リスクをとって新しいことに取り組むとか、そういう生き方は、もしかしたら私には向いてないのかもしれない。

だけど、「現状維持は後退と同じだ」という言葉を聞いたことがあるし、その通りだとも思う。

私はこれからどんな生活をしてくことを望んでいるのだろう。

それは、一緒に暮らしていく夫にとって心地よいものだろうか。

夫のやりたいことの邪魔になったりしないだろうか。

何をしたくて、何をしたくないんだろう。

一度立ち止まって考えてみてもいいのかもしれないな。