見出し画像

もやもやするのは一人ダメ出しと一人弁解をしてるから

ここ数日、どうして人は悩んだりもやもやしたりするのかなって考えていました。高2の娘の考えていることがさっぱりわからず、いや、わからなくて当たり前なのですが、無視されたり、嫌な顔したりされて、それも思春期だからしょうがないのですが、しかし、それが暗に、「あなたはいい母親じゃない」と言われているような気がして辛くなっていたのでした。

そして、先日読んだ坂口恭平さんの『苦しい時は電話して』に書いてあったつらいときはまず「自己否定をやめること」という話を思い出しました。とにかく、メンタルが落ち込むと、人は自己否定が止まらないから、まずはそれをやめることを考えようということでした。

わたしは、そこまで落ち込んでいるわけではないけれど、やっぱり悩むということは自己否定をしているのかなと考えてみました。確かにそういう側面はあるかもしれません。うまく「子育てができなかった」「いい母親じゃなかった」と自分を責めてしまうのです。

でも、それだけじゃない。そのことに今日気がつきました。ただ否定し続けているだけではなく、その否定に対して、頭の中で自分でも弁解しているのです。「わたしだって親に理解なんかされたことないし」とか「言葉で言ってくれたらわかるのになんで言葉で言わないの?」とか自分の否定つまりダメ出しに対して、自分で弁解をしてしまうのです。誰も否定なんかしてないのに、弁解をする。一人でボケて、一人で突っ込んでいるピン芸人のようです。

なんでそんなことをしてしまうのでしょう。それはやっぱり幼少期から学童期にかけて、強く否定された過去があるからかなと思います。その時、必死に弁解をしたけどそれを聞き入れられなかったからじゃないでしょうか。きっと昭和生まれの女性にはそういう環境で育った同志が多いのではないでしょうか。そんなみんなにわたしは言いたい「つらかったね」と。「もう否定も弁解もしないくていいよ」と。

そして、最近は一人否定と一人弁解のループに入りそうになったら、こう考えるようにしています。「それが人生」とか「生きるとはつらいものだよ」とか達観したようなことを言ってみる。そうすれば、わたしの場合は、否定→弁解の負のループは一瞬止めることができます。そして、少し休憩を入れること。

最近は休みをほとんど取らないで動いてばかりいたので、疲れている自覚はありました。でも今日は休憩めいたことを手帳のTODOに書いてみたのです。「ルックバックを読む」と。ルックバックは藤本タツキさんという方の漫画で短編です。学生さんが面白いと勧めてくれたし、映画も始まっているし、買って積んでいたのです。今日はそれをカバンに入れて、仕事の途中でタリーズに寄って、いつもとは違う甘い飲み物を注文し漫画を一気読みしました。ものの30分ほどでしたが、タリーズを出て歩いているときに、このエッセイに描きたいものがふと浮かんできたのでした。

ルックバック良かった。飲み物はアサイー&ヨーグルトはちみづがけ(氷少なめ)

気分転換をしっかりTODOに入れるって必要なことかもしれません。否定→弁解のループをなにかでストップさせれば、自分のやりたいことに踏み出すことができます。いや、逆かもしれません。しかし、それも『苦しい時は電話して』に書いてあったことです。


いいなと思ったら応援しよう!

わかば
サポートよろしくお願いいたします。 サポートいただけたら、大好きな映画をみて、 感想を書こうと思います。