48.『人生初の個展の反響』
人生初の写真の個展が無事に終わった。
僕の個展を観てくださった手術部の先輩・後輩、他部署の看護師仲間、医師の先生方、事務の方々、父ちゃん、患者の皆様、そして感想を書いてくださった皆様、ありがとうございました。
本当にありがとうございました!
いただいた感想を全て文字に起こしてこのnoteに載せようと思ったのだが、やっぱりやめる。僕のために書いてくれた剝き出しの文字を電子文字に変換することで、その言葉に込められた立体感のある想いや言葉の温度といったものが、平面化された冷たい無機質なものになってしまう気がしたから。
だから、皆様からいただいた言葉のありのままを載せることにした。
1か月という短い期間であったにも関わらず、こんなにも多くの感想をいただき感謝しかない。
もちろん賛否両論ある。
「めちゃ緊張していたので写真を見てほぐれました。近代なのにエモいです!」
「病院内ということもあり、考えさせられる写真もいいですが、ホッと安心できる写真もいいのかなー。ちょっと暗いかな?」
「昭和の懐かしい美しさが表現されていて(時代が違うのに)ステキです。心打たれました、ありがとう!」
「淋しさを感じました。」
「楽しい個展です。次回も頑張ってください。」
モノクロ写真に暗さや淋しさを感じる気持ちはよくわかる。では、暗さや淋しさを感じさせないモノクロ写真とはどういうものなのだろう。うん、今はまだわからない。ここからの成長の鍵はそこにあるのかもしれない。撮り続けるなかでいつかその答えを見つけられればいいな。
病院の廊下での個展という珍しい環境ではあったが、僕の中では、人生初の個展は大成功に終わった。
自分の写真がこんなにも多くの人の心を動かしたことに感動した。
自分の感性がこんなにも多くの人に伝わったことに感動した。
僕は大谷翔平のようにホームランは打てない。しかし僕は写真を通して多くの人の心を打つことができる。(←思いついたときニヤッとした)
僕は大谷翔平のように世界一にはなれない。しかし僕のこの感性は世界に一つだけ。大谷翔平がこんなエモい写真撮れるわけない。(小声)
個展を通して改めてカメラって面白いなと思った。
1年後、二回目の個展開催予定なので、この歩みは止めない。
「これからも続けてください」という暖かい声に、応えるために。