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私は、父親のギャンブル依存とアルコール依存でお金に苦労して生きてきた。

おばあちゃんと離れて、父ちゃんと私と二人暮しになってから酷くなった。

父ちゃんが 『わか、タバコとお酒 ツケで買ってきて』

商店へ向かう私は、すごく嫌!でも父ちゃんこれが無いと困る。が頭の中でグルグル。

電気・水道・ガス よく滞納して止められた。3ヶ月滞納すると止められる。

父ちゃんは言う。『わか、支払ってきて』私は電気代1ヶ月分をもらい、支払う時に言う。『1ヶ月分しかないですが電気つけてもらえますか?』

給食費が払われてないと先生から何度も言われる。先生たちは『わかのお父さんはパチプロだって?教えてもらおうかな?』と笑って言う。

私は、お金が全然 無いの見て欲しいよ。と頭の中で思いながらヘラヘラ笑う。

父ちゃんは朝からパンチコ。閉店すると明け方までスナック。朝から晩まで居ない…だから、支払いしてくださいって言われるのはいつも私。

家賃も大家さんが来て謝るのも私。また、1ヶ月分だけ支払いに行くのも私。

私は真っ暗な家に帰る時に、近所の家の灯りが付いていて夕飯の香りがするのが、すごく心の底から羨ましかった。

普通の家庭に憧れた。

21歳で結婚した。が、元夫はすぐにうつ病になり、大きなお腹で内職もした。産後1ヶ月は動いちゃいけないと聞いていたので1ヶ月1日目から朝刊の新聞配達もした。

父ちゃんの事は少しも恨むことなく、むしろ大好きだった。でも、父ちゃんは52歳で死んだ。

そして私は病んで行った。アルコールに助けを求めた。

悲惨な家庭を今度は私が作った。願った普通の家庭は私が壊した。生きていくために、子どもたち3人の親権も元気になった父親に譲った。

もう、お酒は飲んではいけない。

まだまだ母親として出来ることは沢山あるはず。

そう思って断酒を再断酒を決意した。

だから、私は断酒会へ行く。語る。人の話を聞く。

私は父ちゃんと同じアルコール依存症。

忘れてはならない。


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