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課題は連鎖的に積みあがるもの

何かを解決しようとしたら、別な問題が噴出して、当初やりたかったことがなかなか進まない…。そんなこと、ありませんか?
予定ではこんなはずではなかったのに、実際にやってみたら思わぬ障害が見つかる…。
なんでこんなに上手くいかないんだろう、とネガティブにとらえてしまうかもしれませんが、こういうシチュエーションを自分は逆にチャンスだと考えています。

課題が生じているということは、解決のニーズがあるテーマが見つかったということ。貴重な発見だと考えるようにしています。
多くの発明や発見、アイデアは、何気ない日常で普段見落としているものの中から生まれています。課題への気づきは、それが、チラッと見えた瞬間なのです。

さて、課題を見つけたとして、どう取り組むのか。それが問題です。
課題の大きさにもよりますが、当初のタスクの中で一緒にやろうとすると整理が難しくなるので、自分は別タスクとして切り出すことが多いです。
そうすることで、独立して管理して、検討したり、後回しにしたり、分担したり出来るようになります。
チーム作業では割と良くありがちですが、こういった副次的な課題も含めて当初の担当者が抱え込んでしまってパンクしていることがあります。
見えないところでやってしまうと特に、周囲からのヘルプも受けにくくなるので、明示的に切り出す効果は大きいです。

あとは、優先度付け。
どうしても当初の予定を崩さずに進行したいなら、副次的な課題の解決は後回しにして、暫定の対応でしのぐことももちろん選択肢としてありです。
でも、先に副次的な課題の方を優先した方が、結果として効率が上がったり、成果物の質が上がったり、将来的なリスクの軽減につながるのだとしたら、天秤にかける価値は十分にあります。
これも良くありがちですが、積むだけ積んで、決して拾われることがないタスクだけが溜まってしまう、というのも起こるので、割と差し込みで対応するのが中長期的視点では吉だったりするケースも多いです。
ただ、この辺は状況次第、という感じですね。

目の前のことに夢中になるあまり、全体としての効率や将来的な価値の最大化に気が付けないことは良く起こります。でも、日常でそういった潜在的なニーズに気が付くチャンスは意外にたくさん転がっていると思います。

時と場合によりますが、ちょっと横道に逸れてみるのもたまにはいいのではないでしょうか?


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和井唯
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