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名言 東海林太郎

「マイク一本四方が、私の道場です。

 
 大劇場であろうとキャバレーの舞台であろうと変わりありません。」

 と述べておられた、東海林太郎 先生。

 先生は、次の様な言葉も残しておられます。

「私は、ファンが喜ぼうが、喜ぶまいが歌う。

 結果は論ぜずだ。

 
 私が歌う場合、聴衆は眼中にない。

 
 歌った結果がウケたか、どうかも知りたくもない。

 
 私は、堂々と自分の死力をその歌に尽して歌う。ただそれだけです。

 若い連中は、からかうけど、

 私が燕尾服を着て歌うのも、

 そうした自分自身の真剣勝負の場にいるという自覚を、聴衆に対して威儀を正して歌うという意味であって、

 
 別に媚びて着ているんじゃないのです。」

 昭和47年10月4日、脳出血で倒れ、逝去されました。 私が、12歳の秋でした。

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