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ほめ言葉の種類を増やそう

新年度が始まり、黄金の3日間も終わりました。

子どもたちをたくさんほめてあげよう。
そう思って今年度の始まりを迎えた方も大勢いると思います。

しかし、その子どもたちをほめる言葉はどのようなものでしょうか。

いつも同じ言葉になってしまっていないでしょうか。

毎回「すごい。」や「さすが。」でほめていくだけでは子どもたちも本当にそう思っているの?と思われてしまいます。

ソムリエはワインを700種類以上の言葉で例えるそうです。
数多くのほめ言葉を持ち、いつでも使えるように準備をしているのです。

渡辺道治先生のご著書「心を育てる語り」にはほめることについて次のように書かれています。
すぐに、明確に、具体的に、いろんなパターンで

ほめ言葉の種類を増やすことについても書かれています。
私も渡辺先生の本を拝読してからほめ言葉をパソコンで書き出すようにしました。
さらに年度はじめにノートに貼り何度か見ました。
そして、よく使う言葉とすぐに出てこない言葉を意識できるようになりました。


さらに教育大学院大学の広告キャッチコピーには次のようなものがあります。

先生はがんばろうを言い換える名人であってほしい。

先生は「がんばろう」を言い換える名人であってほしい

「がんばろう」という言葉は、大人が子どもに対して無意識に使ってしまいがちな言葉ですが、この言葉には2つの問題があるように思います。
 ひとつは「何をがんばるのか」「どうがんばるのか」という具体性なしに使われることが多いということ。
 もうひとつは、そもそも多くの子どもたちは、自分は「がんばっている」と思っており、実際にそうであることが多いです。
 がんばっている子どもに、「がんばろう」ということほど、子どもにとって苦痛なことはありません。
 身近な言葉だからこそ、大人たちはその使い方に注意して、安易に「がんばろう」というのではなく、その時々に適切な言葉を探す努力を怠ってはいけないのです。
どうしても「がんばろう」という言葉しか見当たらないときは、その前に「いっしょに」を添える優しさを持ち続けたいと思います。

日本教育大学院大学 ポスター 2015年 コピーライター谷野栄治

言葉を探し続け、多くの種類を増やしていくこと。
さらには、子どもたちを認めよう、後押ししようと思う気持ち。
この両方を持ちながらほめるバリエーションを増やしていけるように日々言葉を探していくことで子どもたちも成長していけます。

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